努力は裏切らない、練習は裏切らない、などということを妄信する。妄信でなくともたった一度の成功を証拠として信じる。きれいなことだから、言いやすいのでそれをやっていれば問題ない、それをやらなければいけない、と指導者も選手も思い込む。裏切られていることの方が圧倒的に多い。裏切られているというより、思う通りの成果でないと言った方がいいか。その方が圧倒的に多いのだ。その中での成功の時は印象に残るからきっとこれが正しいものだ、とまたその不当の一回を求めたがる。
2023-1-25 できていることを繰り返す練習 時間ばかりが過ぎて行く
自転車は一度乗り方を覚えれば、しばらく乗っていなくてもすぐに乗り方を思い出す。九九は小学校時代に覚えたら、毎日繰り返していないのにいつでも言える。加減乗除をいつまでも復習する人はいない。基本や要領がわかってしまえば解いたことのない桁数の加減乗除でもいつでも計算できる。基本が大事だと判を押したように、謙虚、ひたむき、きれいなことを奨励する高校野球ではできていることを毎日のように繰り返しがち。
2023-1-26 ドラフト指名順位は実力通りの順位ではない 各チームの読みとは
ピッチャーにはレギュラーがない。野手はレギュラーがノーヒットでも次の日は試合に使う。対してピッチャーはヒットが重ねれば、失点あれば、交代する。リリーフピッチャーなど、好投していてもあらかじめ決められたイニング、相手打者にしか投げない。そういうことで言うとピッチャーは高校ドラフト指名選手でも早くに出てくる。だから高校1位と大学2位では4年の割引価値の差と見ることができる。高校生は4年後の成長と大学生は現在の実力を比べて、高卒でプロに入れば、その4年以上の選手になるだろう、とみなして1位指名して行く。こうして上位指名される高校生はプロ側からしたら賭けなのだ。
2023-1-27 目には目を デッドボールへの報復はホームランで
王は、バッキーに連続して体の近くに投げられても、マウンドへ抗議に行っただけだった。ビーンボールを投げた方のバッキーが、荒川を殴っている。そして代わったピッチャーから王は頭部にぶつけられ、怒った次打者の長嶋がホームランで黙らせた。外国人は以前に述べたしがらみがないので、相手が誰であろうと殴る。また、自己防衛の意識が高く、やられたらやりかえさないとなめられることが常識、道徳のため殴る。