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最悪を避ける技術 試合時間が短すぎる高校野球 プロは歩くから時間がかかる 野球選手に求められる体 今週のダイジェスト

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2023-12-11 うまく行かなかった場合でも最悪を避ける技術

通常とは逆の技術によって成果を出す方法はバッティングにもある。イチローは卓越した技術により、詰まってのヒットが多くあった。この場合、詰まってのヒットではなく、芯を外してのヒットと言った方がいいか。それは詰まるというのは芯に当てようとしたのに、打者のタイミングよりピッチャーの球の勢いが勝り、窮屈なバッティングになった、という時に使う表現だから。そうではなく、イチローは根元に当たっても内野の頭を越し、外野の前に落ちる可能性が残る打ち方、身体の使い方をしているということのようだ。

2023-12-12 野球はつっ立っている時間と座っている時間ばかり

そもそも試合短縮しなければいけない理由がいまいち判然としない。スポンサーの関係やら他のなんやらとかあるらしいが、その程度のことなのか。一般には3時間以上にも及ぶ時間が間延びするから、という理解でいるだろう。野球はインプレーの時間が、つまりアウトかセーフかにかかわる時間が正味30分程度という見方があるらしい。プレーボールからゲームセットまでのうち多くが集中すべきでない時間ということだ。しかし、それらの時間で考え、読み、種をまき、だましを施し、駆け引きをし、そうして勝負をするという競技となっている。しかしこの時間は観客にとってつまらない時間ととらえられている。

2023-12-13 いくらなんでも試合時間が短すぎる高校野球

駆け引きを使わない、または使う猶予を許されていない高校野球は淡白な試合ばかりだ。ある試合ではランナーがたまったところでピッチャー交代が告げられたので、その間に用を足そうとトイレに立ち戻ってみると、代わったピッチャーが無死でノーワインドアップから投げていた。つまり、トイレに行っている間にそのピッチャーは抑え、攻撃に変わり、また守りのイニングになっていたことになる。これはいくらなんでも早すぎる。こんな浅はかな野球が奨励されていたら技術の成長は頭打ちにされる。

2023-12-14 プロは力を入れるところ以外は歩くから時間がかかる

一番はネクストバッターズサークルから打席に向かい、構えるまでだろう。高校野球などは前の打者が打ち、走っている最中から次の打者は打席へ向かう。プロはプレーが止まってから、またバットにスプレーをふりかけ、屈伸したり、スイングしたりつま先をトントンしながら歩いて打席に向かい、打席に入る前もスイングを2,3繰り返す。

2023-12-15 野球選手に求められる体 駅伝なんかやってられるか

バッティングを向上させるために必要な体づくりは100㍍以上の距離を全力疾走すると疲弊するような特徴をもつ。長距離を走り、息も絶え絶え、たいして速くも走っていないのに倒れこんでしまうのは野球選手にとって優れた筋肉である白身の質のためであり、だらしないとか能力がないとかいうものではない。男が女に、女が男になれないようなもので、もう無理なのだ。体の特性がそれぞれ違うということ、そのかわり、瞬発的に大きな力を出す能力は高くなる。

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