どんなヘボチームも球場へ来て、ユニフォームを着て得失点の差のみで勝敗を決める。実力があるチームが、試合をやるまでもないからベッドで寝ながら戦ってプチ殺すというわけにはいかない。面倒くさいからと言ってスピードガンの速さで決めましょうよ、というわけにはいかないのだ。制約の中で試合をしなければいけない。そして皆、同じ人間で、さらに同じ高校生。ルールを巧みに、同じ高校生相手なら勝つ方法はたくさんある。
思いきって投球練習なしにしたっていい。ブルペンで投げているし、ベンチ前のキャッチボールも許されている。それでもピッチャーはやりたいだろうから、もっと短い時間で少ない球数でやるようにする。現行のピッチクロックはインプレー中に行われるが、投球練習の省略はプレーから離れているところでの規制となる。戦略そのものへの影響は少ないと思われる。
野球選手は私生活で店へ入っても注文するのに遅い傾向があるそうだ。人を待たせることに悪気を抱かない。むしろ、その間合いこそ駆け引きと思っているから、店員とも勝負と思ってしまう。
2023-12-21 統計で示した例はない 都合のいい表現「流れ」
こういうプレーが‟流れ”を変えてしまうというそのプレーが起きたら、どれだけ得点が入るのかあるいは失点するのか。あるいは勝敗が分かれるのか。ゲームは作戦や戦略により成果がもたらされ、成果は実力だ。‟流れ”を引き寄せられなかったのは作戦に選択違いであり、もしくは作戦や戦略ではいかんともしがたいほどの実力差があるからだ。
2023-12-22 バッテリーの目的はストライクではなく、アウトカウント
アウトを獲ろうと苦心してストライク二つ取ってみたものの、ピッチャーがその二つのストライクを取るために全力を出し切ってしまっていてはピッチャーの方が逆に追い込まれているようだ。この疲弊した状態で投じた勝負球だと、ホームランされてしまうかもしれない。裏をかいて2ストライクを獲ったら結果が最悪で、最初のストライクの時に打たせていれば、ヒットで済んでいたかもということ。