カットラインは先の塁をケアする。それは失点に近づくことを避けるためだ。例えば一塁にランナーを置いて、レフト線に打球が飛んだとする。ショートは一塁ランナーをケアして三塁へのカットライン、またはその先のホーム生還をケアして動きがちだ。だが、ここで外野はホームまでは還すことはない、と判断して後ろのランナー、つまりバッターランナーを刺しに行く動きをすることもある。これがハイセンスな外野手だ。
優勝の瞬間、グランドへ駆け入る選手の中で吉田が一人こけている、と話題になった。ケガをしないようにフェンスを乗り越えたのは明らかだった。金網を乗り越える追跡者はこういう方法をとる。警察などでは常識だ。飛び越えてケガをしないように身体を預けてしまい金網に捕まりながらなるべく地面との距離を短くする。吉田はさらに入念に足での着地も回避して手をつき、転がるようにしてグランドインをした。ブサイクだけどプロとして最適の行動だった。
お前が決めろ、では長打が必要になってくる。試合を決めるのには2点がいる場面であり、それには長打が必要だ。長打を要求する場面ではなく、とにかくつなぐことが大事な場面だから、お前が決めろ、よりはチャンスをお前に回したぞ、の方が合っているだろう。
2023-5-5 高校時代のヘボピッチャーを打ちまくってきただけ
高校生のピッチャーからいくら打とうと、プロに入ればレベルの全く違うピッチャーの球に対応しなければいけなくなる。今まで経験したことのない球を経験のない配球で攻められるので、しっかり捉える確率が極端に落ちこむ。高校時代は2回に1回捉えていられたのものが、プロでは20回連続して捉えられない状況に陥るのだ。これが悩むという精神状態にさせる。


