2023-6-20 スーパースターと言うけれど 育成出身・宇田川
周りの選手たちを「スーパースターすぎて」と言って、気後れしたようだが、それを言うなら監督を見ればいい。栗山の方がさらに実績に乏しい選手だったと言える。教師になるために国立大学へ進学したものの、野球部で活躍できたことをきっかけに野球の道へと軌道修正し、ヤクルトにドラフト外入団。レギュラーとしての期間はわずかで、20代で引退している。
代表監督ほどの人物は普通、大物が務めるだろう。各チームから主力選手を招集するのだから、それを率直に言えるだけの立場が求められる。今回の代表はいわば凡庸がエリートを取りまとめるという珍しい構図だったわけだ。それでもこれが可能だったのは日ハムでの10年間の指揮と大谷を成長させた知名度による。これにより代表監督という立場にも疑問がわかなかった。何より、栗山監督誕生の一番の理由は、大谷を代表に呼ぶことだった。
2023-6-22 技術とはうまさのことではなく使いこなす身体の事
プロの打者がこう打っているからそれが正しいという事にはならない。プロの一流技術の打ち方は参考にはすべきだが、真似すればいいということにはならない。まずは身体がそれに適するまでになっているか、その身体に適した打ち方なのか、を考えることだ。身体があってこそはじめて技術を伸ばす鍛錬ができる。その技術で打ち返せるスイングスピードを獲得するために身体がいる。身体がなければどんな打ち方をしても球は弾き返せない。ベストスイングなのにヒットにならない。
気をつけるのなら、現在の誤審だらけの仕組みや試合進行を優先する態度、過密日程などの改善を図ることの方が、よっぽど選手の試合に賭ける気持ちを大事にすることになる。こちらの方が重大なのに、教育の一環と言い続け、突っぱねてきた態度とたかが言い方に気をつける態度は矛盾することになる。