日本の野球ではアマチュアで最も実力があるのは大学チームということも多く、トップレベルの実力は社会人と大学で差はない。今回のドラフトでは大学生への指名が約半分という結果だったようだ。高校生を多く指名するのは心許ないし、社会人では機を逸している場合を考える。22歳の若者をすくい上げることが日本では最も効率が良い。
野手のレギュラーになるにはポジションを獲得しなければいけなく、それはだいたい一人にひとつだ。ピッチャー以外のポジションは8つでキャッチャーは専門職。その他の7つということになるが、高卒新人は大きく育てたいから決めたポジションでしか、だいたい使わない。内野手は4つの中の一つかせいぜい二つ。外野は3つのうちどこでも打撃を生かして使おうという判断はできやすいが、それでもその3つの中にわんさか先輩がいて、内野崩れの選手もいる。清原も前半は苦労したし、立浪は育てるというチーム方針で我慢してもらえた。
結局、個人の能力としてみれば、名門とか経験とか練習量とかではなく、なにより体力だ。良い打者とは振れるからだがあるかが一番大事ということ。経験、読み、センスなどハイレベルならそれなりに良い打者ではあるが、それを体力が凌駕する。センスがあって60キロだったら、いくら振っても威力ある球に負けてしまう。100キロの素人がはるかに短い時間で凌駕する。
2025-10-31 デッドボールはピッチャーが悪くないという理由 Ⅱ 再録
アマチュアとプロではデッドボールに対する基準が違う。プロは打ちに行って、後ろの腕に当たってもデッドボール。後ろの腕に当たるということは打ちに行っているということで、バッターとしては、ストライクに見えているということ。スイングしに行って、途中で「あっこれは当たる!」と思ってもスイングは止まらない。避けているようにもスイングしているようにも見える動きでも体に当たってしまえばデッドボールと判定されることがほとんど。バッター自身が振ってしまった、と思っていてもデッドボール判定になる。バッターとしては恥ずかしい。ボールが見えておらず、スイングしたのにデッドボールをもらえるから。


