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恐怖は慣れで克服します。

先週、投手と打者のカウント勝負について記した。

 

3割打って一流の野球の世界では、

基本、相対したとき、すでにピッチャー有利ではじまる。

 

しかし、

たとえ凡打となってもバッターは敗北感を味わうことは少ない。

 

なぜかは以前の「凡打とは」シリーズに詳しくあるので

2014年3月20日2014年3月27日2014年7月1日

2014年7月7日2014年7月8日

 

打者は

相手の情報を把握し、分析が進んでいるプロの世界では

相手ピッチャーが超一流でも怖くはないのではないか。

 

打者が

一番、怖いというか不安なのは相手を知らない時だ。

 

どんな球を投げるのか。コントロールは。

など。

 

高校野球のような一発勝負ではこの不安がつきまとう。

 

しかし、味方の打者の打席を見たり、

1度打席に立てば

その不安は大分、解消されることになり

次にはどのように攻略すべきかという思考に変わる。

 

そして

相手の球筋を見極められれば、勝負に優位に立つ事が出来る。

 

たとえば

真っ直ぐに絞っていて、真っ直ぐだと思って打ちに行ったとき、

チェンジアップだったとして空振りしても、

一球見られればかなりの情報量となり、次は対応できる可能性が出てくる。

 

それは頭になかっただけだから。

 

 

今まで見た事もないスライダーで入られても

一球見られれば、その球に照準を合わせ、他の球には

ファールで逃げる。

 

速い球には振り遅れて逆方向。など対応が考えられるのだ。

 

それは経験がないだけだから。

 

すると、

たとえ1打席目は手も足も出ず、抑えられても

2打席目、3打席目、いつかは勝てるという感覚を持つことになる。

 

すると

凡打をしても敗北感は味わわない。

 

要するに慣れなのだ。

 

そしてプロの世界では

選手が毎年そんなに変わらないから、どんどん慣れていく。

特に、日本のプロの層は薄いので、メンツが対して変わらない。

 

そのため

トップの選手は飽きてしまい、海外へ渡りたくなるのだ。

 

その理由は、

飽きてしまい、日本でやることがなくなり

知らない世界を見たくなるから。

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