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桑田のダイナミックフォームはなくなった 打ち方の手入れより時間が必要Ⅴ

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以前、何度かに分けてフォームの手入れについて記した。

それらは、コチラ⇒2018-3-26 フォーム改造 打ち方の手入れより時間が必要

2018-3-28 フォーム改造 打ち方の手入れより時間が必要Ⅱ

2018-3-29 フォーム改造 打ち方の手入れより時間が必要Ⅲ

2018-3-30 鳴り物入りで入団した選手がフォームに手を加える 打ち方の手入れより時間が必要Ⅳ

 

長く野球をやっていれば、フォームは変遷するもの。

振り子打法と言われていたイチローは、毎年のようにフォームがはっきり変わっていた。

昔は、フォームが変わると、コロコロ変えすぎで、それでは結果は出ないとされる向きが多かった。

イチローは、そんなことも気にせず、「フォームは生き物」と捉えていた。

 

桑田は1年目1軍での登板は少なく、終盤に2勝して終えた。

1年目はさぐりだったのではと思われる。

 

プロの体づくりやプロでのスタイル探しの時間をつくり、結果を早く求めなかったのだろう。

故障しかねないので冬は投げないと、高卒ルーキーが首脳陣に言ったそうだから。

2年目に照準をあわせ、1年目は球を試し、打者を知り、プロを知り、慣れるためにあてたのだろう。

だから、打たれてもよかったに違いない。

2年目はフォームをがらりと変え、えっと思わされた。西本かと。

かっこよさは前の方だった。桑田のダイナミックさがそがれたからだ。

 

桑田を特集した入団前の連続写真では、体全体を使ったきれいな投げ方だった。

一番の特徴は胸の張りだった。

 

しかし、その投げ方を改めて、以降、巨人の3本柱の1人となっていく。

それが良かったかはわからない。

だが、桑田の場合は結果を早く求めず、アスリートとしてのフィーリングを大切に

その結論に至ったと思われる。

 

鳴り物入りで入団してきた選手は、結果を早く求めがち。

結果が出ないとフォームに手入れをほどこす。

一番の理由は、プロの水に慣れていないからなのに、フォームのせいにして

改悪してしまう。

それでも経験が積まれるので、改悪でも結果が良くなる。

結果が良くなると、フォームを変えたおかげと錯覚してしまう。

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