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横で捕る、芯をラインに入れる、先発の概念はなくなる 無邪気な野球理論 神宮で野球をするために東大へ今週のダイジェスト

2021-2-22 ハンドリングが楽なのは横 真正面の甘い罠 無邪気な理論Ⅳ

初めから片手で思えば、割と体はリラックスして、脚を動かそうと思うので、前に出やすいゴロは片手で動きながら捕れ、片手で捕れない、あるいは片手で捕るまでもない打球を両手で捕ればいい。逆シングルで捕った方が投げる体勢になっているので、送球が素早く、強い送球が行くから、できれば全て逆シングルで捕りたいくらいだ。逆シングルの方が楽と思えば、全てそうした方がいい。

 

2021-2-23 投球ラインに早めに入れてレベルでひらう 無邪気な理論Ⅴ

バッティングはバットに当てることが目的ではない場合が多い。ヒットにしたいと思うことが多い。そのためには、強い打球を打とうとバットを振っている場合がほとんどだ。ということは、当たる確率は増えても最も力が入るタイミングでなく、また根っこや先といった力が加わらないポイントに当たることも多かろう。ヒットになる確率は下がるかもしれない。当たる確率が高くなっても、強い打球が打てず、ヒットにならないなら思い描くバッティングにはならない。ラインに入れて当たる確率を増やしても、ヒットにならないなら当たらず三振することと変わらない。

 

2021-2-24 スピードガンは粗大ごみと言いながら 無邪気な理論Ⅵ

どんなに速い球を持っていても、意図して投げられなければピッチャーとしては失格だ。だから桑田はスピードガンは粗大ごみと言っていたはずだ。スピードを追い求めれば、それを測るのはスピードガンに頼ることになる。ピッチャーとして精進する方向を間違えるということなのだろう。ここまではそういうことなのだと、桑田の言も納得がいく。ところが、桑田は解説者として語っている時は、スピードガンの計測をもって、速い球とか、と言って、結局その計測に頼った解説をしていた。

 

2021-2-25 ピッチャーの起用は細分化されていく クオリティースタートは希薄に 無邪気な理論Ⅶ

100球を投げてきた1流先発右ピッチャーが相手の怪力左打者に対するより、1.5流の左ピッチャーがそのホームランバッターに対した方が打ち取る確率はきっと高い。また先頭打者をとれば、ビッグイニングにはなりにくいので、とにかく先頭打者を封じるためにその回の立ち上がりに相手打者を抑えるに相応しいピッチャーを充てていく。右には右を充て、左には左を充てて分断して、失点しない。ランナーを出しても許容範囲の失点で済ます。相手関係を見ながら、こちらはいくら得点できるかをみながら、投手をあてがっていく。先発135球と言って先発投手の力量に勝負の行方を託すのは、単に、首脳陣の怠惰、頭を使っていない野球というように映る。

 

2021-2-26 神宮で野球をするために東大へ

東大は本来日本の最高峰の国立の大学として日本の中枢を担う人材を育成するためにあると1国民としては捉えている。実際、東大の理念にもその旨を目にすることができる。そのために難しい試験が用意され、世界的水準の教育・研究を実現していくとされている。それは日本の頭脳となるべき人間を育成すると言っているものと捉えることができる。あるいは、人類の発展、平和、安寧に寄与する人間を育成する場所とも捉えることができる。つまり、東大は野球部を強くするために人を集める場所じゃないということだ。頭脳明晰な人間の才能を、さらに伸ばすためにある環境であり、その中で野球が好きな人間は野球をやったらいいという場所だ。六大学の他の私立5大学とは理念も存在理由も違うのだ。

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