愚行シリーズをつづける。
2020-9-22 試合状況によって外野も後ろに逸らしてよい 突っ込め!
2020-9-25 一か八かと言えるダイレクト返球が許される場面
2020-9-30 プロのくせに目を疑う暴走の枠を超えた愚行
2020-10-1 完全にセーフのタイミングでも走らなくて何ら問題ないケース
2020-10-2 点を獲らなくていいから走者は死なないことだけ考える場面
かつて、巨人が2点差以上離れた最終回の2死から1塁ランナーが走り
2塁でタッチアウト、ゲームセットとなった試合があった。
相手の野村監督は「バッカじゃなかろかルンバ。巨人は面白い野球をするね。」とコケにしていた。
そういうプレーだということ。バッカと言われるプレーだということ。
2019年、日本シリーズ第2戦6点差で突入した最終回、追い上げた巨人に恐るべきプレーが飛び出した。
1点返して最終回5点差で進塁する必要などまったくないのに、ランダウンプレーでアウトカウント1つを増やした。
いい加減、プロでもこの辺の教育をしなきゃだめなのだということがはっきりした。
日本シリーズという日本一を決めるゲームで起きるのだから情けない。
このシーンは1塁ランナーの丸のミスだ。
満塁で岡本のセンター深くへの打球に3塁ランナーはタッチアップの構えをとる。
2塁ランナーもそれでいい。そこでセンターが落球したからといって、ホームまで
還ってこられなくてもいいのだ。点差は4点ある。2点獲る必要はない。
この回は最終回だから、点差を詰めても仕方がないのだ。
これが9回以外だったらランダウンもあり得るだろうが、9回だけは違うのだ。
6点獲らなきゃ意味がないのだから、1点を獲るために先の塁へ行く必要はない。
とにかく、6点獲るための走者を溜めなきゃいけない場面。
センター深くへ飛んだとしても、ひとつ塁を進めるだけでもいいのだ。
ゲッツーの可能性をなくすために、できれば2,3塁の形の方がいいが、大ミッションは
アウトにならないということだから。
したがい、2塁ランナーの亀井は、点差が離れていない9回以外だったら
ホームに還ってくるような走塁をする必要がある。
丸も、点差が離れている9回以外なら、先へと進もうとして当然だ。
しかし、この場面だけは、死なない走塁をすれば、つまりアウトカウントを増やさない走塁をすればそれでいい。
岡本も長打にせず、1塁で止まっていて問題ない場面なのだ。
丸が3塁付近まで行って戻ってきたので、岡本は慌てて戻らなければいけなくなった。
丸が前の走者を見ながら走塁をしなければいけない場面だったのだ。
プロはサインを複雑にしたり、配球がどうのとか言ったり、ちょっとボールが土についただけで交換を要求したり、
とかに気を遣っているくせに、こんな初歩の、誰でもできることをおざなりにしているのだ。
プロだからこんなこと入る前からわかっていると思っているとしても、幾度もこういう走塁を見てきた。
知らないバカがいるという事実から、教え込まなきゃいけないことになる。
プロでさえも、もう一度こういう状況判断を勉強しなければいけないという情けなさ。
これは、野球のプロとは呼べない。
昔、ヤクルトが選手、首脳陣含めてルールのテストをやったら、
野村監督が100点満点を取っただけで、全問正解できた人が1人だけという新聞報道があった。
長嶋一茂に至っては数問だけの正解だったとか。
そしてこのシリーズでは9回4点差、パスボールに2塁を蹴って、3塁で殺さるというプレーが起きている。
この場面、2塁だろうが、3塁だろうが、両チームともどっちでもいいのに増田はわざわざ一生懸命走った。
こんなバカがプロを名乗るのだから恐れ入る。
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