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ゴロゴーと牽制死 東大と神宮 ある一人の怪物のジレンマ ダイジェスト

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2017-4-17 ダブルスチール ゴロゴー ギャンブルスタート 牽制死のリスク

本人は、えらく反省しているようだが、中村の走塁ミスと一言で片づけられない。刺されたことでチームは消沈するが、同点の終盤で1点を獲るためスタートよくしたいという気持ちから、大きめにリードをとり、内野ゴロやパスボールで突っ込もうとしていたギャンブル的要素があったかもしれない。1点の攻防のギリギリのプレーだ。攻める方も守る方も一瞬に緊張する野球の醍醐味。ランナーは死なないためにいるのではなく、点を獲るためにいる。この後、打者が凡退したら三塁に残っていても意味はない。攻めの走塁をチョンボで済ましていたら一瞬のプロの攻防を楽しめない。

 

2017-4-18 東大に入学することは大変だが、神宮の舞台に立つのは易しい

東大の野球部に40歳のルーキーピッチャーが誕生したそうだ。大学野球は、年齢に制限はないということか。一度どこかの六大学に入学して卒業後、あるいは中退して、また他の六大学へ入学して両チームでプレーする経験も可能なのだろうか。一昔前は、一旦社会人での陸上を経験している選手が箱根で走るため大学に入学していた。東大に入学することは大変だが、神宮の舞台に立つのは易しいということになる。それも、実力差のある東大が今だに、他の5大学と一緒に野球をやらせてもらえているからだ。他の5大学選手は相手にするのが面倒臭い。このピッチャーの相手もいやだったろう。

 

2017-4-19 怪物選手もパンクしてしまえば並の選手以下

シーズンだと25本のホームラン&10勝より、25登板してクオリティースターをきめ、チームに20勝をもたらせてくれた方が優勝に近づく。ピッチャーと打者をやるには、試合への出場の負担だけでなく、その準備も長いシーズン中ずっとやっていなければならず、他の選手より緊張状態がつづき、いわば休養の暇がない。これでパンクしてしまえば、並の選手以下の貢献になりさがってしまう。

 

2017-4-20 能力を全開しなくとも通用してしまう大谷

大谷はアベレージヒッターが少年野球のグラウンドで打っているようなものなのでホームランを量産する。すでにプロの上を行っている選手が本来自分がいるべきリーグで野球をやっていないからだ。今いる自分のレベルに他がついてきていない。かつて時代を先に行っていた王、イチローと一緒。だって同じプロと言っても、40年前のプロは突出している人を除けば、平均のレベルは今の大学野球くらいのレベルか、それ以下か。大学生のレベルでは勝てないかもしれない。

 

2017-4-21 大谷は、一人しかいない

大谷がゲームメークを考えるような試合はもっとレベルの上がる試合だ。相手も点をやらない圧倒的なピッチャーの時。そしてこれも、味方の打線がそのピッチャーから3点くらいは獲れるだろうという感覚がある場合の試合。WBC準決勝、アメリカ戦のような試合があてはまる。このような試合の場合の大谷は、相手に点をやらないように、リードを許さないように注意を払ってイニングを重ねることにより、味方の援護を待つというピッチングになる。日本球団相手だとゲームをつくるというより、圧倒、制圧のピッチングとなる。とすると、日本で大谷が投げる以上、味方が誰でも関係ないということになる。とにかく味方は1点取る。大谷は、相手を抑え込んでいき、結果、9回点をやらないというピッチングをする。

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