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世界一のセカンド荒木 野球の間違い常識 松井の敬遠 今週のダイジェスト

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2017-6-5-2 野球の間違い常識

正確で素早く投げることが要求される場面ではなるべく下から投げることを選択すべきで、上から投げろはというのは、丁寧に見えるもののゲームでは使えず、下から投げる練習をさせるべきということ。ふたつ目に指摘したことが、キャッチャーからピッチャーへの返球に対する二遊間のカバーは、必要ないということだった。それは、アウトをとる行為でないため、急いでやる必要がなく、ゆっくり気を付けてやればミスがないからというのが理由だ。

 

2017-6-6 世界一のセカンド荒木 2000本安打 ホームランは33本

かつて、オリンピックの時だったと思うが荒木が選手として一番、アブラがのりきっていると思われる頃にその名前が日本代表になかったことがある。その際、落合は、「俺だったら荒木をセカンドにするけどな。あいつは世界一のセカンド。」とものすごく高く評しているのが、とても印象に残っている。

 

2017-6-7 つなぎを要求された荒木と宮本 荒木は入団から22年 宮本は大学→社会人41歳5ヶ月

荒木は、2000本安打を達成し、名球会入りした選手で最もホームランが少ない33本。荒木は、ホームランを打つ選手を目指さず、脚を生かした選手になることを選んだ結果だろう。また、つなぎの打順を任されることも多く、打席での制約が多い。その中で2000本のヒットを重ねることは、とても大変だ。ほとんどの名球会入り打者がクリーンアップを打つなどチームの主力であり、自由に打たせてもらえる立場にある選手ばかりだ。

 

2017-6-8 松井の5打席連続敬遠も人生訓 文武両道の幻影Ⅴ

明徳が松井を5打席敬遠した時も、勝負にこだわり馬淵監督は世間からの非難に対して、今でも正しかったと思うと発言している。これは、勝負にこだわること、勝つことに執念を燃やすことこそそこに生きる選手へ一番の教育であり、とるべき行動と判断したからだ。同時に、これこそが野球ビジネスを証明した瞬間でもあった。この時は、世間からのあまりに大きな反響のため10代の高校生には重すぎて、つぶされるほどになってしまい教育とは受け止められず、選手は後悔が先に立ってしまった。

 

2017-6-9 アライバ 荒木2000本達成 井端は残り88本でアッサリやめる

今の荒木は円熟期を迎え、「とにかく(チームが)強くなっていきたい。その中のひとつのピースでいれればいい。強くなったチームの中で自分はやめていきたい。」素晴らしいコメントだ。このコメントに現れる精神が、まさかここまでやれると思っていなかったほど長い野球人生を可能にし、大記録に至ったにちがいない。荒木のこのコメントのような状況になるには、荒木に代わる新しい顔、若手が出てくることが必須となる。自分を脅かし、追いやられようとチームが強くなること、入れ替えが行われることでレベルが上がる。そういった全体を見る立場になっているわけだ。それを荒木は望んでいる。

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