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天理‐広陵 花咲徳栄‐東海大菅生 広陵‐花咲徳栄 この夏の甲子園 今週のダイジェスト

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2017-8-21 明日の4強は、天理‐広陵 花咲徳栄‐東海大菅生 これで決勝は東西対決となる

東海大菅生が、攻守に三本松を終始圧倒した試合だった。松本は真っ直ぐに力があり、連打を許さなかった。連打は9点差がついた8回の1点を許した場面だけ。西東京予選では11番をつけていたが、予選での好投でエースナンバーとなり、この大会で一気に名を上げている。昨年の今井のような雰囲気になってきた。守備では、ショート田中の再三の好守が目立った。菅生は3試合大差勝ちで余力十分。優勝を狙える位置にまで来た。

 

2017-8-22 天理‐広陵 花咲徳栄‐東海大菅生 天理の打力と東海大菅生の投手力が決勝へ導く

広陵は準々決勝で序盤から点を重ね、この先に進むには条件の良い試合ができた。エース温存のまま、勝ち上がることが理想と思われたが、平元を登板させた。この準決勝や決勝を見越して投げさせておいたのか。しかし、仙台育英戦は良くなかった。抜け球が多く、ストライクをとるのに苦労していた。不安が残ったため、この先の投手陣の使い方に監督も迷いが生じていた。あと2戦、もしくは目の前のこの準決勝に投手陣スクランブルでゲームメイクすることになるだろう。そうすると、好投手である山本の出来が、とても重要になる。強力な天理打線をどこまで抑えられるか。ただ、広陵は、天理投手陣からは点を奪える。したがい、強力天理打線が広陵投手陣からどれだけ点を獲るのか。さほど強力ではない広陵打線が、強力でない天理投手陣からどれだけ点を獲るのか。不安が残るが、頑張りを期待したい広陵投手陣が天理打線をどこまでの失点に食い止めるか。おそらく天理打線は点を獲ってくる。広陵打線も点を獲ることができるが、それを上回ることができるのか。

 

2017-8-23 さあ、チャンピオンを決めようじゃないか 広陵‐花咲徳栄 花咲徳栄が埼玉へ優勝旗を持ち帰るか

天理は4,5回の攻めが悔やまれる。4回は、2点を獲ったあとノーアウト3塁からスクイズがファールになり、後続3人が、前進守備の内野ゴロが2つ、そして三振に倒れてしまった。5回、山本から平元に代わった直後のスクイズは、キャッチャー小フライとなりゲッツー。キャッチャーの中村が捕ってすぐサードへ投げていれば、あるいは先にファーストを殺していたら、トリプルプレーが完成するプレーだった。ただ、3塁ランナーがすでにホームまで到達していたので、慌てて投げなくともサードは刺せる。だからゆっくりと安全に送球した。これは、野球のセオリーでもある。飛び出したランナーを刺すときは、間に合う範囲で安全に送球するというもの。1塁走者のことまで考えられなかったと言っても責められない。4,5回にうまく攻められていたら天理の大量リードもあり得た。

 

2017-8-24 埼玉へ初めて優勝旗 おめでとう花咲徳栄

花咲徳栄が、関東で唯一優勝がなかった埼玉へ深紅の大優勝旗を持ち帰る。埼玉は公立高校も強豪が多く、センバツ優勝経験のある浦和学院などがひしめくマンモス地方大会の1つに数えられる。埼玉で花咲徳栄は昔から強いチームというイメージはない。いわゆる古豪というチームでなく、新興と言える高校だ。近年、強豪となり、今や埼玉トップレベルのチームになった。今夏、埼玉県大会初の3連覇を成し遂げている。全国にも通用するチームになり、ついに悲願を達成した。甲子園で全試合に先発した綱脇は、「ここまで点を獲ってくれる野手陣は全国にいないと思うので、ピッチャーとしていつも初回に点を獲ってくれたりするのでありがたい」サードコーチャーを務め、腕をグルグル回し、得点するたびに飛び跳ねていた久原は、「毎試合、自分を忙しくさせてくれたので 大量得点ていうのを自分は毎回言っていたのでそれをしっかりみんながやってくれたので嬉しい」これらのコメントは、凄くいい。埼玉県、そして花咲徳栄高校おめでとう。最後、両校が帽子を取り換えあって、記念撮影するシーンは、とても良かった。

 

2017-8-25 土壇場で追い上げる、追いつく、逆転するという試合が多かったこの夏の甲子園

花咲徳栄VS東海大菅生は、東海大菅生が9回に2アウト1,2塁からショート強襲のゴロをはじいたのを見て、1塁ランナーが一気にホームイン。回したコーチャーのナイス判断、1塁ランナーの好走塁で2点をもぎとり追いついた。延長戦へともつれ込んだこの好勝負の10回、2アウト2塁からショートが横っ飛びでサヨナラを防いだ花咲徳栄。延長勝ち越し打となるライトオーバーもライトのグラブをかすめるギリギリの打球と守備だった。花咲徳栄は、劣勢となるはずの、この試合をものにしたことで優勝を手にすることができた。逆転試合は他にもあった。今年は、9回土壇場で追い上げる、追いつく、逆転するという試合が多く、印象深い。

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