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無双菅野 高校野球ワンポイント作戦 機械による判定 今週のダイジェスト

2018-10-15 シーズン8完封の菅野の面目躍如

菅野は今シーズン投手3冠で、2年連続、沢村賞も確実視されている。最も目を引くのが8完封だ。投手分業制で打者のレベルが上がった今、シーズン1度完封するのも大変な時代だ。そこを8度の完封はすごいとしか言えない。昨日の試合で4戦連続完封。41イニング無失点だそうだ。すごい。昨日は初めてのランナー山田をフォアボールで出したあとのバレンティンとの対戦で、真っ直ぐ、ど真ん中をバレンティンが振り遅れのファールを打った。その真っ直ぐと自身のフルスイングに、バレンティンが菅野に向けてニヤッとした。そして三振の球となるボール球のスライダーを空振りすると、またバレンティンが菅野に目線を送った。それに対して菅野がニヤッと返し、軽くうなずいた。

 

2018-10-16 右には右を、左には左をスイッチ作戦 確率に基づき、いやがる作戦を

最近は、右に右、左に左という代打を見ることもあるが、それは苦肉の策だ。右ピッチャーには左打者が、左ピッチャーには右打者が見やすいのだ。それは、対角で自分に迫ってくるようにボールを捉えることができることから、両目で正対に近く投球を見ることができるからだ。逆の場合は、首をひねってボールを捉えなければならず、視界は狭まる。だから、コントロールの悪い右ピッチャーに、右打者は恐怖が頭を掠め、腰が引けてしまう。打ちに行きながら、体に当たると思って避けても間に合わなかったりする。逆に、左ピッチャーは打ちに行ってからでも避けられるので右ピッチャーほど恐怖がない。だから踏み込んで打ちに行くことができる。当然、左ピッチャーに対して左打者は恐怖で腰が引け、右ピッチャーに対する左打者は踏み込んでいける。

 

2018-10-17 高校野球にワンポイントリリーフ作戦 左対左は打ちづらい

結果が出ているからと左打者ばかりを並べても一発勝負では、その選手たちが結果を出すとは限らない。しかも1,2戦の香港、スリランカという日本の地方大会の早い段階で消えるようなチームのピッチャーから結果を出したとしても参考にならない。左ピッチャーを見やすいのは確実に右打者。右打者がファールを打つ、ボール球を見極めることをして、球数を放らせればいい。左打者が左ピッチャーから打ちに行っていては連打は難しい。どう打線を組んで、どう点を獲るかをチームで作り上げられず敗れるというのは、1流を集めた場合の弊害で、トップ代表にも言えることだ。

 

2018-10-18 いずれは全てが機械による判定になる 木曜連載リクエスト制度導入Ⅷ

今年からリクエスト制度が導入されたわけだが、この場では録画再生ではなく複数の副審を置き、再協議の末、結論を出す「ものいい」をよしとしていた。NPBが出した答えは「ものいい」制度ではなく、映像確認だった。ただ、相撲の「ものいい」制度も審判の親方連中が映像確認した本部と連絡を取り合いながら結論を出している。映像確認を採用したのは、これで見ておけば誰も文句を言わないからだ。映像にはウソはないと認識されているので、あらゆる角度の映像で見た結果には誰も文句を言わない。生身の審判の判定には各チーム抗議をするが、球場にも流れされる映像では両チームと観客の判定が一方向へと寄る。したがい、リクエスト後の判定に再度抗議するということはまずない。

 

2018-10-19 高校野球で見かける各地の特徴

秋の埼玉大会決勝ではボードによるスピードガン表示を自粛しているそうだ。理由は、情報戦の行きすぎ防止ということ。地方ごとに偵察行為に対して規制がかかっている。球場で他校がカメラを回したり、スピードガンを持ち込むことを規制している。スコアブックの記入も周りを気にしながらやっているとも聞く。

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