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相手を観察する野球 判定の総括Ⅷ 間を生む習慣 キャンプの罰ゲーム 今週のダイジェスト

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2018-2-19 ガッツポーズしていたら、その程度で喜んでいるのかと相手の器が知れる 野球は心理戦

悔しい表情ではなく、やっちまった感のある表情ならミスショットを悔やんでいる表情だ。その時は、次も向かってくる打者と想像できる。ボール球で勝負してやろうとか、戦況によっては歩かせる選択もあり得るわけだ。下を向くような覇気のない表情なら自信がないと判断して、どんどん攻めていく。逆に打ち取っただけでなく、打たれたりしたときガッツポーズや喜んでいる姿からも次の対策が見える。こちらの投げミスをガッツポーズしていたら、その程度で喜んでいるのかと逆に精神が落ち着くかもしれない。相手の器が知れて、打たれているにも関わらず、恐るるに足らずとなるわけだ。

 

2018-2-20 チャンスだからとイケイケは、マウンド上で苦しい顔のピッチャーに気が付かない

こんなケースがある。守備についている時、ピンチの場面で相手チームからしたら攻撃のチャンスの時となるわけで、重要なサインが出そうだ。すると、相手ベンチの選手たちがサインを出す監督を見つめる。そしてサインが出ると一瞬静まったりする。緊張が走るわけだ。そのサイン自体を見破る必要もなく、相手ベンチの選手の雰囲気が変わった、静まった、緊張が走ったということで作戦を読み取ることができる場合があるということ。

 

2018-2-21 世界に先駆け審判の仕組みを変えちゃいたい 判定についての総括Ⅷ

この打球がサヨナラホームランであったのなら、結果が出た後でも覆し、広島勝利とすることが出来るだろう。ところが、このホームランは表の攻撃で出てしまった。つまり、その後も試合は続いたわけで、そこへの影響は、終わった後では誰も手を加えられない。もう一度やり直さなければならなくなる。それは出来ないので誤審と認めても謝罪するより方法がないわけだ。MLBではヒットとされたものが後日エラーに訂正など、しょっちゅうある。個人記録程度のものは、あとから変えても勝敗に影響がないので大事にならない。つまり、試合の勝敗に影響がないか、または影響してもそのプレーだけで勝敗が完結する場合だけが後日、判定を覆すことができるということになる。あの打球がサヨナラホームランだった以外は、広島の勝ちとするわけにはいかない。

 

2018-2-22 相手を観察し、間を生む習慣を続けていれば考える野球が身に付く

相手を観察するということは間を生む。間を生むとは考える時間を増やすということ。高校野球などの若年層の野球は間がほとんどない。間と心理を競る野球でこれは、本当の勝負をしているとは言えない。野球には一球、一球間があり、この間を使い、心理を読んでプレーを選択する。これにより、バッティングの1ミリのタイミングをズラしたり、守備位置を一歩変えたり、走塁の一歩を早くしたりする。これが、勝敗を分ける。高度な野球の戦いはそういうもの。

 

2018-2-23 キャンプの罰ゲーム 日本はいつの時代も罰を用意するのが好き

キャンプの様子を伝える中、遊びを交えた練習風景を目にする。日本のスポーツ界は若年からプロに至るまで、いまだに罰ゲームを取り入れている。課された練習を対戦式にして負けた方がこの罰を受ける。あるいは、課題をクリアできないと罰が用意されているなど。そこで用意されている罰というのが、ランニングだったり腕立て伏せだったり。でも、これ罰なのか。罰を受ける方が練習いっぱいできて充実しそうだ。罰を受けない方は、必要な練習が足りなくなりそうだ。その分、ランニングだったり筋トレをやらなきゃいけない。結局どちらも同じことをやる。もしくは、必要な練習以上の肉体疲労を罰ゲームでは課されて、「ハアハア」と息切れさせるとか筋肉の過労によりつらい思いをさせることが目的か。すると、本来のキャンプの目的を逸脱する。

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