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フォーム改造のトラップ わかりづらいルール 今週のダイジェスト

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2018-3-26 フォーム改造 打ち方の手入れより時間が必要

選手にはそれぞれの特徴がある。骨格が違い、筋力が違い、身長、体重など体の性能がそれぞれ違い、または、視力が違っていたり、球を捉えるセンスが違っていたりと千差万別だ。今ある打撃理論で、そうして打つべきものと当てはめてしまうとその選手には、合わないということが出てくる。その選手が打てる打ち方は、多くの人が良いと思うものではないかもしれないのだ。

 

2018-3-27 わかりづらいルールがたくさんある野球 東邦の守備妨害

守備妨害を宣告するのは、その通りだろう。完全にキャッチャーの前をふさいでおり、送球の邪魔をしている。だが、この場合、投球を避けた反動でたまたま、そういう体勢になってしまったからであり、わざと妨害したわけではない。だから守備妨害でいいものの、打者アウトはかわいそうだ。ここは、不可抗力であるのだからランナーは1塁へ戻して再開が妥当だろう。これが、空振りをして体勢を崩して、前をふさいだのなら打者アウトでもいい。それは、空振りをするというバッターのミスにより起きた行為だからペナルティがあっていいのだ。しかし、今回のケースは、投球がバッターに近いところに来て、それを避けたために起きたプレーだ。しかし、ルールにはその規定がない。守備妨害としたら打者アウトとするしか方法がないのだ。だから、審判の判断は正しい。だが、プレー再開にとられた次第としては納得いかない。ルールの欠陥だ。

 

2018-3-28 フォーム改造 打ち方の手入れより時間が必要Ⅱ

入団時のフォームにも欠点があったろうが、それを直そうとすることでさらに悪くなった。しかし、結果が今までよりはいいので、そのおかげと思ってしまいがちだが、それはフォームを変えたからでなく、プロのピッチャーや環境に慣れたから、または練習を積んできたり、体が出来上がった結果なのだ。悪くなった打ち方でもそういった理由で打てるようになった。それを、打ち方を変えたからだと錯覚してしまう。そして、さらに悪いことは、本来は結果が伴っていなかった頃の方が良い打ち方で、自分に合っていたにもかかわらず、変えてしまったことで元々の打ち方を忘れてしまうということが起きる。

 

2018-3-29 フォーム改造 打ち方の手入れより時間が必要Ⅲ

バッターだけでなく、ピッチャーもそう。腕を下げるピッチャーも実績が増せば徐々に戻していい場合がある。腕を下げる選手に多いのは速いけどコントロールが悪いという人だ。こういうピッチャーは、球速がもともとあるので下げたところで威力は通用するわけ。でも、そういうやつは不器用だ。横手投げが不器用。少しずつ戻してもよくなるだろう。経験があるから。元巨人・斉藤はサイドスローで球界NO.1になったが、元々は上手投げのパワーピッチャーだった。高卒ドラフト1位で才能は豊かだったのだ。経験したのち、上手投げに戻しても活躍したに違いない。今は、阪神・石崎もそうなりそうだ。

 

2018-3-30 鳴り物入りで入団した選手がフォームに手を加える 打ち方の手入れより時間が必要Ⅳ

体が大きくないのに日本一の打者になった落合だってそう。落合は特異なテクニックがクローズアップされるが、基本は体。秋田の田舎育ちで山奥を走って足腰が鍛えられ、強靭な下半身を身にまとった。ふくらはぎの発達、ケツから下半身の充実、そして外野スタンドに落とすために食べて太ったことでプロを生き抜く体にした。技術は体があってこそ。むしろ体があるからプロという選手もいる。体が小さいがためにアマチュアにとどまっている選手が多くいる中半面、技術が下回りながらも、体の大きさでプロという選手が多くいる。ケツのでかさ、下半身の強靭さゆえ、技術はアマチュア以下の未熟でもプロ野球選手として一軍のベンチに入れる。ただ、体があることも、その選手の才能だけどね。

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