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プロの見方による大谷の評価 野球選手はアスリート? バネをもつ4人の野球人 今週のダイジェスト

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2018-4-16 一線を画す大谷への評価 プロの見方

江本も王も張本も始まったばかりのこの段階で評価はしない。シーズンを通して、どんな活躍をするか。そしてそれはチームにとって良い方法だったか。チームの勝利に対して最も貢献できた活躍だったのか。さらに、今シーズンだけでなく、来シーズンも、そしてその先の将来も続けられるのか。そして、大谷の才能を最も発揮させる起用法なのか。ということまで含め、評価し、提言や助言をしている。どれも筋が通っていると言える部分が多く、プロの見方は世間とは一線を画している。

 

2018-4-17 野球はチームの勝負 優先されるのは勝利ということ

今、大谷の活躍に胸を躍らせている日本の野球ファンや大谷好きでエンゼルスの勝敗を気にしている人はまずいない。大谷に限らず、海を渡った選手の動向は気にしても、その所属するチームの勝敗を気にする人はまずいない。ただ、プロは、そこにエンターテインメントが加わる。ファンは記録への興味や自分にはできない能力に感動したい。だから、個人のパフォーマンスだけでも楽しめる。思い入れが少ないMLBにはチームを応援するという意識は芽生えにくい。従い、海外へ渡った瞬間、その選手のパフォーマンスにだけ目が行くことになる。ただ、そこを楽しんでいる中でも野球はチームスポーツであること、プロは勝負をしているということ、勝負はチームの勝敗をもって決するということを忘れたくない。

 

2018-4-18 桑田のダイナミックフォームはなくなった 打ち方の手入れより時間が必要Ⅴ

桑田は1年目1軍での登板は少なく、終盤に2勝して終えた。1年目はさぐりだったのではと思われる。プロの体づくりやプロでのスタイル探しの時間をつくり、結果を早く求めなかったのだろう。故障しかねないので冬は投げないと、高卒ルーキーが首脳陣に言ったそうだから。2年目に照準をあわせ、1年目は球を試し、打者を知り、プロを知り、慣れるためにあてたのだろう。だから、打たれてもよかったに違いない。2年目はフォームをがらりと変え、えっと思わされた。西本かと。かっこよさは前の方だった。桑田のダイナミックさがそがれたからだ。桑田を特集した入団前の連続写真では、体全体を使ったきれいな投げ方だった。一番の特徴は胸の張りだった。

 

2018-4-19 野球選手はアスリート? そうでもなさそうな人もいるけど

野球界でアスリートという表現がピタリ当てはまる選手をここ40年くらいの中で挙げると高橋慶彦、大石大二郎、秋山幸二、桑田、飯田、仁志、平尾、松井稼、糸井それから荻野、今宮、菊池、東出、内村。松田も。梶谷も。これらの選手に共通することは身体能力だ。もっと言うと体のバネがある。黒人にはこのバネがある人を多く見かけるが、日本人はバネを持っている人は少ない。先天性として身につく能力で、後から体を鍛えて身に着けるということが難しいバネ。イチローや新庄はバネという括りでいうと、あまり感じない。プロの小さい選手で活躍する選手は、体の芯が強いこと、もしくはバネがあるもの。

 

2018-4-20 ここ40年の野球史におけるバネをもつアスリート4人

日本野球史バネ4傑が、桑田、飯田、松井稼、糸井。飯田だけが高校時代キャッチャーだ。身体能力に長け、足が速い飯田が足を必要としないキャッチャーではもったいないと野村監督がセカンドへコンバートし、のちに外野手となり、日本球史に残る名外野手となった。東京ドームの4メートルにも及ぶフェンスを駆け上り、ホームランを本気で捕ろうとしていたくらいだ。こういう選手達は、全てのポジションを担える運動能力とセンスをもっているのでひとつのポジションでは飽き足らないだろう。自分がすべてやりたくなる。しかし、それはできないので当然、自分以外の選手が他のポジションを担うことになる。すると、俺だったらもっとうまくやるのに、と思ってしまいヘタクソが許せなくなろう。ちゃんとやれよと。

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