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野球はスライディングとタッチでケガをさせる 弱者が勝つ高校野球 大谷の肉体 今週のダイジェスト

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2018-5-28 浦和学院を破った白岡 大阪桐蔭に勝ったと思った寝屋川 分析で活路の松山東

この白岡高校は秋も春も初戦敗退のチームなのだ。こんな奇跡は、史上初の快挙ではないか。春センバツ覇者の大阪桐蔭から勝ちを逃した、公立校、寝屋川。関東チャンピオンを破った、公立校、白岡。決勝へと進んだ白岡は、速球に力のあるエースナンバーのピッチャーの出番が遅かったように思われ、敗退。寝屋川はあとアウト1つのセカンドゴロエラーで敗れた。共に悔しい試合になったことだろう。こういったことが起きるのが高校野球の魅力であり、有限の高校生活の中で、多くの人と野球に精進する。人生において大変濃い瞬間だ。どんな過程、結果であろうと必ず、その後の人生に影響を与える。

 

2018-5-29 大谷のDH起用 本来、肉体の劣る日本人にはあり得ない起用法

ところで、この大谷のDH。大谷に関しては、いわゆる“二刀流”が話題になるのでこの起用法を取り上げる時は、投手としての負担を減らすためにDHでの起用ということでしかメディアでは扱わず、ファンも、そこだけにとどまる。だが、このDH起用というのは大変名誉なことであり、奇跡的な出来事だ。大谷は、規格外と表現されるから、当たり前のように捉えられる。かつてイチローが、200安打を毎年続け、北米リーグの舞台でも首位打者になった時ように当然と捉えられ、感心することがなくなってしまった。マヒしている。日本人がDH起用されているという事実があるのだ。世界中の猛者が集まる中で、本来、肉体的には劣るはずの日本人がDH起用されているということ。それも、世界中の身体能力に優れ、破格の肉体をもつ人間だけが集まるMLBでDH起用されているのだ。

 

2018-5-30 コンタクトスポーツでない野球はスライディングやタッチでラフプレーが起きる

スポーツに反則プレーはつきものであり、ファインプレーと紙一重という部分がある。そして、興奮した状態でのプレーが反則につながってしまい、闘争心がなければ、ゲームは成立しない。野球の接触は、ベース上がほとんどだ。守っている側が、進塁してきた選手に強く、殴るようなタッチをする、攻めている側が、野手目がけてスパイクの歯をたててスライディングする、ベース上から離れると、攻守交替の際、目立たないところでタックルをする、など。そして、野球には凶器と化する硬いボールと硬いバットがある。少しでもケガをさせてやろうという気持ちが勝ってしまったら、大惨事が起きる。その他には、汚い野次、下品な言葉はよく飛び交う。闘争心がなければ、勝負には勝てないのだからやさしくて、上品なことばだけ使っていては、そもそも目的を見失う。味方に対しても、過激なことばで発奮を促す専門用語は、どの競技にもある。それは、相手への威嚇にもつながり、こちらを警戒させる効果がある。

 

2018-5-31 大谷を抑える田中が選手としての能力が上か ピッチャーとバッターの優劣は計れない

大谷は、田中から全くヒットを打っていない。だからと言って、選手としての能力で田中が上回っているとは言い切れない。それは、ピッチャーとバッターはやることが全く違うからだ。ピッチャー同士の優劣、バッター同士の優劣は計ることができる。ピッチャー同士なら球の速さ、奪三振の数、防御率、クオリティスタートの数などで価値を計っている。バッター同士なら打率、ホームラン、打点、安打数、スイングスピードなど。ピッチャーとバッターを比較するとどうだ。かたや投げる人、かたや打つ人。5体を使いキャッチャー目がけてボールを投げ込むピッチャー。5体を使って、ピッチャーが投げ込むボールにバットという道具をアジャストするバッター。やることが全く違う。だからプロではそれぞれに得意な方をやるわけだ。野球くらいではないだろうか。やることが全く違う2人が対戦の図式をとるのは。

 

2018-6-1 全く違う動作をするピッチャーとバッターでは対戦という表現は 本来、あてはまらない

守っている野手の人数を変えたらどうなるだろう。よく、「いい当たりをしたのに正面をついた」とか「打ち取ったのに飛んだところがよかった」なんて言う。野手を増やせば、打率は落ちるだろうし、減らせば当然、打率はあがる。ボールのかたさや大きさはどうだろう。統一球が話題になった頃は、明らかにホームランの数に影響が出た。これではっきりしたことだが、当然かたさや大きさを変えれば、投手と打者の有利、不利は変わるのだ。バットが割り箸だったら、あるいは金属バットだったらどうだ。

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