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ホームランのための技術 フェンスの距離に決まりはない エースに休養を 上野学園・赤坂 県相・天池 ダイジェスト

2019-7-22 ホームランはフェンスがあるからそのための技術があればいい

野球ではホームランというルールがある。ホームベースから90~120メートルくらいに弧を描いてフェンスが設けられ、そこを越えれば、最低でも1点、最大で4点の得点が入るという仕組み。まず、おかしな点として、このフェンスの距離に決まりがないということ。競技場の広さがルールで決まっていないなどというのは、野球くらいだろう。広さがそれぞれ違う中で、ホームラン王というのも決めるのだからおかしな仕組みだ。ホームランとする距離は任意、恣意で決める。だいたい、何となく、このくらい飛ばせば立派だね、このくらいの距離ならそんなに頻繁にでないから、ちょうど競技として盛り上がりそうだね、ということで決まって行ったように思われる。ピッチャーからホームベースまでも、塁間も、当初はそういう感じではじまったように思う。ただ、18.44や27.43は、どの球場でも一緒だ。ホームランの距離だけはそれぞれ違う。

2019-7-23 競技場の大きさに決まりがない野球というスポーツのおかしさ

このホームランというルール、フェンスが設けられているということにより野球選手が目指す技術が決まってくる。それを越えるだけの打ち方をする技術だ。言い方を換えると、フェンスの向こうに落とす技術だ。弧を描くホームランを打つホームランバッターは、バットにボールを乗せ運ぶ感覚で打球を飛ばす。思い切り力を入れ、弾き返して、遠くへ飛ばそうとするわけではない。100メートル先へ打球を運ぶための打ち方を身に着けるためにはどんな練習、鍛錬が必要かを考え、何も150メートルの打球を打つ必要がない。

2019-7-24 エースを休ませるのは不完全燃焼でない 休ませなければどうせ勝てない

今年もエース温存で敗れ去るチームを見受ける。これをやると、どうしても不完全燃焼感が残り、采配への疑問を持ちがちだ。だが、1人のピッチャーをこの短い夏の間に何度も、何イニングも、投げさせられない。どこかで、力量の劣るピッチャーに頼らざるを得ない。エース級を何枚も抱えている最近の名門校なら、エース以上のピッチングをすることもあるが、地方予選のほとんどのチームがエースに力を発揮してもらわなければならない。だから、どこかで休ませる。したがい、エースを使わなかったからという論は当てはまらない。どうせどこかで負ける。

2019-7-26 高校野球史上最大の金星 県立相模原高校、横浜高校を破る

相模原の選手と横浜高校の選手では体格が全然違う。全国から集まる横浜の選手はみな、でかく、立派な体格だ。相模原は公立高校らしく、小さく細い。相模原の選手の誰も横浜高校でレギュラーにはなれない。相模原の4番打者はシニアでレギュラーでなかったと紹介されていたように思う。中学時代、レギュラーでない選手が4番を務める県立高校と全国からの有能な選手だけで構成される名門校。天池だけが横浜高校で出番があるくらいのものだ。それでも試合となれば、こういうことが起きる。野球はピッチャーが勝敗の100%を握っているからだ。

2019-7-27 無名校に大物登場 上野学園・赤坂

赤坂は186センチという上背に真っ直ぐはとても力がある。球威のあるピッチャーにありがちなコントロールの悪さもない。というのも、力感ある投げ方をしていなく、割と立ったまま、キャッチボールの延長のような投げ方でスピードボールを投げるのだ。抜いて投げる場面と力を入れて投げる場面がわかるほど、手加減をしながら投げているのでここまで連投ができた。相手バッターは真っ直ぐを狙っているのに振り遅れるほどの威力がある。細身でありなが既に186センチあるので、まだ背が伸びる可能性もあるし、太さはこれからどんどん大きくできる。とても将来性を感じるわけだ。スライダーの時は曲げたいから横から投げる。突っ立ったまま上半身に頼っているような投げ方。体の成長がまだまだ見込める。投球内容に直す点がたくさんある。マウンドさばきが全然できていなく、未熟で子供。伸びしろが一杯だ。本人がプロ志望をすれば、どこかの球団がドラフト指名するだろう。最低でも育成では指名されるはずだ。

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