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機会が少ないだけ 指導要綱 タイブレークで気づいたこと 死なないためにいるランナー 今週のダイジェスト

2019-9-16 ストイックなマラソンランナーと寝不足、暴飲暴食の野球選手

トップランナーが記録を縮めることは難しい。つまり、実力を急に伸ばすことは難しいと言うこと。市民ランナーや成長過程の選手なら、覚醒する時があるが、トップにまで行きついた選手は、実力を伸ばすにしても一歩ずつということになる。一方で落ちるのはあっという間だ。少しの故障や調整の失敗で実力を発揮できない。そして、万全の体調でも昨日の男子では設楽、女子では鈴木のようにレースメイクに狂いが生じると、あっという間にペースが落ち、足が止まる。優勝した中村は昨日のレース中、嘔吐している。寝不足、暴飲暴食でも結果が伴ってしまう野球とは全然違う。大きな理由の一つに、野球は道具を使うスポーツであるということがあげられる。

 

2019-9-17 タイブレーク制度で気づいたことⅢ

これだけ、フォースプレーとタッチプレーでは時間の差と送球の質に違いがある。したがい、フォースプレーは守備側からすればタッチプレーに比べかなり楽。逆に攻める方は、フォースプレーでのバントを決めるのは難しい。塁間27m程度、0コンマでアウトとセーフが分かれる野球ではこれは大きな差だ。そこで本題のタイブレークで気づいたこと。それは、タイブレークの出発はこのフォースプレーであるということにある。

 

2019-9-18 ランナーは死なないためにいるわけじゃないⅣ

ただ、死なないためにいる限られた場面がある。それは、最終回に点差が離れている場合やこの回で追いつかなければコールドになる場面つまり、負けが決まる最後のイニングで点差が離れている場合だ。1点差なら同点に追いつくために多少無理というか積極的な走塁をすることがある。本塁突入憤死ゲームセットというのもある。2点差でも多少無理をして塁を奪う、あるいはホームを狙い、得点を狙うというケースもある。1点差に縮めるだけで、もう1点獲らなければ負けるので、安全策をとることを大前提にしながらも、後ろの走者を進塁させるため、突っ込むというもの。後ろの走者を進塁させ、スコアリングポジションへ進められれば、次の1打で同点、逆転ということがあり得るからだ。

 

2019-9-19 通用しないのではない。機会が少ないだけ

通用しないと思われている選手でも、それらレギュラーや試合に出ている選手に負けているとは思わないことが多い。2軍でくすぶる選手でも思っていない選手が数多くいる。一流選手と呼ばれる選手にさえ、とてもかなわないなどと思っていないことがある。勝てる部分はあるし、使ってくれりゃ俺ならもっとやってやるよ、くらいにさえ思っている。差はわずかだが、機会の差が歴然となってしまう。通用していないわけではない。

 

2019-9-20 指導要綱

推薦枠で入っておきながら、何らかの理由で退部、退学をした場合、大学からの報復として、それ以降の枠を狭められ後輩に迷惑がかかるという見方がある。これのために辞めにくくしているということがまことしやかに囁かれる。昔ならこれに似たことが多少あったかもしれないが、今こんなことは事実にない。ある大学野球の有望選手が外国での野球にチャレンジしようと今のチームの仲間との野球と迷いながらも決断した。これに対して、高校の方に通達が行くなどということはない。選手の自由な生き方を束縛したら大問題になる。大学野球部として、そういう気持ちがあったとしても、それを言葉にしたり、高校へ圧力をかけたりしたら、それはもう脅迫だ。積極的な生き方を選択しようとしている学生に、教育の立場にある大学がそれを堰き止めるような方針を示すことはない。

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