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32年前の10.9 仰木VS有藤 近鉄戦士岩隈の引退 イチローが危惧した野球の方向 今週のダイジェスト

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2020-10-19 今日は10・19

2死で2塁となって打席にはこのシース゛ンで引退を決めていた梨田。これで凡打なら現役最後の打席となる。梨田は執念のセンター前ヒット。2塁から突っ込んだ鈴木貴久はタイミングアウトだったが、逸れた送球をキャッチしたキャッチャーのタッチをかわして倒れ込みながらホームイン。近鉄が崖っぷちで勝ち越す。中西ヘッドコーチがでかいケツを揺らしてベンチから飛び出してきて鈴木に抱きつく。

 

2020-10-20 昨日は10.19

第二試合はロッテが先制した。興奮の坩堝と化した川崎球場。6回、見逃し三振の判定にまたも中西ヘッドコーチがでかいケツで威嚇しながらのっそのっそと主審の元へ歩み寄り、猛抗議をしたことでさらに興奮度は高まる。それに応えるように近鉄が追いつく。そして7回、吹石一恵のおとっつあん、吹石のホームランで勝ち越す。またも、ベンチから飛び出す中西ヘッドコーチ。大喜びで吹石を迎える。

 

2020-10-21 岩隈引退 近鉄戦士 10.19

9回表、2死から大石が2塁打で出塁すると、テレビ朝日はニュースステーションがはじまった。久米宏は「今夜、お伝えするニュースが山ほどあるんですが、」と前置きしながら、野球放送を続ける英断を下す。2塁に大石を置いて新井の打球は3塁線を襲うが、水上が横っ飛びから1塁で刺す。これに、「ディス イズ プロ野球!!」と実況が叫ぶ。攻守交替の際に、スタジオに戻ると久米宏が「ディス イズ ニュースステーションでございます。」「どんな番組になるか今夜わからないのですが、伝えるニュースもいっぱいあるし・・助けて下さい」とした。

 

2020-10-22 イチローが危惧した野球の方向

でかい奴が体力にものを言わせて速い球を投げ、体力にものを言わせて遠くに飛ばすか、ということより細かいプレーがいっぱいあるところにおもしろさがある。例えばランダウンプレーや中継プレーにどう、無駄なく、または効率よく、またはひらめきよく野手が動くかというところを見るだけでも日頃のチームプレーでどれだけ、こういうことに費やしているか、など想像できておもしろい。球場へ行っても、ピッチャーとバッターばかりに目が行ってしまうが、野手の動きだけ追っていても面白いものだ。

 

2020-10-23 10.19有藤の抗議 仰木のもういいやろお前ら

これが、大石が押して、本来セーフなら有藤が時間をかけて抗議してもいいが、ロッテの2塁ランナーがベースから離れているのだから、時間をかけてはいかなかった。有藤は卑怯だったということだし、日本の野球ファンに大きな失望と不当なペナントを演出した、と言える。これは結果論ではない。あの時、日本中が早くベンチへ帰れ、と思っていたのだから有藤はそこを汲むべきだったのだ。日本プロ野球史上に残る名勝負を台無しにし、野球の発展を削ぐ行為だった。

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