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日本シリーズ総括 今週のダイジェスト

2020-11-23 日本シリーズ第2戦 ソフトバンクは昨年から6連勝

初回、グラシアルの先っぽに当たった打球を吉川の身体能力を生かした横っ飛びでの好捕だったが、アウトにできず、なおかつ2塁ランナーの生還を許したことは巨人からしたら痛かった。うまいだけに、捕ったからにはアウトにしたい吉川。好捕したからには、アウトを獲得したくなるのがプレーヤーだ。だが、難しい打球を捕った時は、体勢が悪い。ファインプレー程、次のプレーが難しくなり、完成させようと思うと傷口が広がる可能性が大きくなる。地上波の野球中継では石川のカーブをパワーカーブと連呼し、さらに伝家の宝刀と表現していた。宝刀と表現してもいいけど、伝家ではない。

2020-11-24 日本シリーズ大阪から福岡へ移動 西だけで開催 39年前は東京決戦

このホームとビジターの取り扱いが最近は決まりがなくなったようだ。シース゛ンではホームチームが3塁側に入ることもあるし、ホームゲームでも濃い色のユニフォームを纏うことがある。以前は、ホームチームが1塁側、ビジターは3塁側。ホームチームは白を基調としたユニフォームで、ビジターが濃い色と決まっていた。この決まりがなくなったことで西武とオリックスが同じ色調のユニフォームで戦っている時があり、デッドボールに両軍が入り乱れると、どっちの選手かわからないということがあった。ただ、その日の試合の表し方は変わっていない。この日本シリーズで言うと、初戦、2戦目は巨人主催なので巨人‐ソフトバンク、つまり巨人対ソフトバンクとなる。3~5戦はソフトバンク対巨人となり6,7戦は巨人対ソフトバンクとなる。

2020-11-25 日本シリーズ第3戦 とりあげられない多くのミス ソフトバンクは昨年から7連勝

牧原と中村はミスでいいのだが、松原のバントはミスと言っていいか?バントは決めて当たり前の概念があるから、これをミスとして済ませてしまう。ただ、バッテリーをはじめ内野陣もさせないようにする。ピッチャーが打者を抑えようと投げてきて、打者が三振したら打者のミスとはあまり言わない。やらせないようにした投球にバントがうまく行かなかったことがミスだろうか。対戦型のスポーツは相手のミスを誘発するように手を打つ。試合はお互いの失敗を繰り返して進む。逆に見れば、やらせないようにして、あるいはこうしてやろうとした成功が積み重なり進む。だから送りバントが成功しないこと即、ミスとは言い切れない。ただ、この場面、バントされてもいいと思って投じた可能性は大きくある。とりあえず、初回のアウト1つが欲しいと投球した可能性が高い。そういう面で言えば、松原のミスだ。

2020-11-26 日本シリーズ第4戦 ソフトバンクは昨年から8連勝巨人と名乗る相手を子ども扱い 8試合も相手してもらえてええの~

あとがなくなり、さらにはここから4つ勝たなければいけない巨人はスクランブルでさっさと代えていいピッチャーをどんどん注ぎ込んでいくという戦法もある。機を見て菅野を投入し、チームのピッチャーが力尽きたら終戦という戦い方だ。ただ、それでも負ければ一緒なので、3勝4敗も0勝4敗も結果は一緒と捉えれば、そうする必要がないという考えもある。しかし、昨年から数えて1つも勝てないようだと、名誉のためにも抵抗しようと思えば、どんどん投入もあっていい作戦だ。プロらしからぬ、何振り構わない戦法ということ。

2020-11-27 ボークは審判が奪い取るものでなく、選手が侵したルール違反

このボークについての表現だが、「ボークをとられましたね」という言い方を聞かされる。ボークはとられるものじゃない。犯すものだ。ルール違反を犯したことによるペナルティだ。ただ、わかりづらい部分があり、誰が見てもボークなのに審判だけ見逃してしまうということもあり、または、ピッチャーはまったくボークの意識がないのにペナルティを受けることもある。阿波野は1塁牽制の1塁側への踏み出しが不十分ということで連続してボークとなることがあった。これにより調子を崩し、引退へとつながったとされている。国際戦ではそんなのもありかよ、という程ひどい牽制がある。脚を上げて、前に踏み出しながら2塁へ振り返るというものでもボークにならない。

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