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さらば新庄 セ・リーグにDHが必要な本当の理由 今週のダイジェスト

2020-12-14 さらば、新庄

タレント商品価値の向上のためにこの歳での再チャレンジを利用した。ただ、それはそれで楽しませてくれた。新庄ほどの運動能力を持ったアスリートが長く離れ、50歳手前でどんな動きをするのか、プロのレベルにどれだけ近づけるものなのか。大いに興味を引く教材だった。エンターテイナー新庄としての面目躍如だ。

2020-12-15 セ・リーグにDHが必要な本当の理由

ピッチャーの打席を避けるべき理由は、プロという最高レベルの試合の中で、その瞬間、アマチュア以下のレベルの対戦が繰り広げられてしまうからだ。ピッチャーが打席に入ることで投げる方(守る方)としては、ひとつのアウトが計算できる。ピッチャーの前の打順までに、ふたつのアウトをとっておけば、ランナーを3人出しても構わないことになる。または、ピッチャーでひとつアウトをとり、前後はランナーを出しても構わない場合も出てくる。

2020-12-16 セ・リーグにDHが必要な本当の理由Ⅱ

ただ、ピッチャーでも打撃のうまい選手がいる。もともと、野球ではピッチャーが最も重要になるため、チームで一番うまい奴、ハイセンスな奴がピッチャーを務めることが多い。また、ピッチャーは野球センスに優れた奴が高い能力を発揮する場合が多い。プロ野球選手になる選手の多くが、少年時代から高校時代に至るまでエースとして活躍していた選手ばかりだ。プロ野球選手でピッチャーを経験したことがないという人はいないだろう。オロナミンCの”子供の頃からエースで4番~♪”というやつだ。これらの選手が、野手顔負けのバッティングをみせることで、その選手の野球センスに感心したり、投手の打撃成績記録を楽しんだりといったことはある。だが、いくら打撃が良いピッチャーと言っても打者(野手)としてプロの世界に入って、1軍におり、日々鍛錬している選手よりは劣るわけだ。

20200-12-17 セ・リーグにDHが必要な本当の理由Ⅲ

DH制を採用するというより、ピッチャーを打席に立たせないということだ。高校野球よりも低いレベルの対戦を見ることを強要される場合があるので、ピッチャーは打席には立たせないことが野球を面白くさせる。さらに、レベルの高さを維持、発展させるためには、ピッチャー以外でも不得手な役割を回避するということがある。以前、日本シリーズでDHが使えなかったときソフトバンクはデスパイネをレフトに置く、超攻撃型布陣を敷いた。すると、最初のレフトフライを落とした。江本は「聞きしに勝るヘタクソ」と表現していた。おもしろい。

2020-12-18 セ・リーグにDHが必要な本当の理由Ⅳ

野球は守備と攻撃では全く違う動作、作業を行う。投げる行為、捕る行為、打つ行為、走る行為と全然違うのだ。サッカーを例えに出せば、ボールを自分で、あるいは自チームで確保するという行為を全員が行うので、キーパー以外は同じ行為を行う。野球は、投手と野手と別れているくらいで、攻撃陣、守備陣、走塁陣は、峻別されない。野球は、まったく違う行為にもかかわらず、選手交代は自由にできず、出場選手が全てをこなさなければならない。もともとこの仕組みで最高技術を連続させることに無理があるわけだ。

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