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名球会 荒木の2000本 リクエスト制度 今週のダイジェスト

2020-1-27 名球会入会条件

これを聞いて思い出すのが、落合。落合は2000本安打を超えているが、入会を拒否している。その理由のひとつが、2000本を達成していない、あるいは200勝を達成していない選手でも素晴らしい選手が多くいたから。というものだったと記憶している。つまり、数字で区切って名選手とそうでない選手を分けることにどうも納得いかないということなのだろう。しかし、それにしては、落合は3冠王にこだわったし、今の選手に対して、俺と同じだけの数字を残してみろと言っているので、どうもその理由に納得できない。これに対して、野村は、何かにつけ落合は悪い前例をつくる。とし、名球会の存在理由は、野球への恩返しのため、野球の発展への寄与だ。というような主旨の発言をしていたと、これまた記憶している。

 

2020-1-28 打撃ではない武器で、打撃の一流とされる2000本を達成した荒木 名球会入会条件Ⅱ

その荒木が2000本超えを達成できたのは抜群の守備力とそれを可能にする優れた脚力があったからだ。打撃ではない武器で、打撃の一流とされる2000本を達成したことになるのだ。細身の体ながら身体能力が高いので、守備、走塁で類まれなプレーをする。それゆえ、使いたくなる。いや、使わずにはいられない。フィールドに常にいてほしい選手なのだ。落合が中日監督の頃、オリンピックだったと思うのだが、荒木が代表セカンドでない時があった。その時、落合は、俺だったらセカンドは荒木。あいつは世界一のセカンド、と評していたのはとても印象深いものだった。

 

2020-1-29 ものいいがあれば違うと思っても納得する 野球のものいいはリクエスト制度

野球ではものいい制度としてリクエストが導入された。プレーが行われた直後に1人の審判が出さなきゃいけない判定を、あらゆる角度からの再生機を専門家がもう一度じっくり見て、検証することで、真逆の判定に変わってもいいという制度だ。それまでは長く、審判の権威などと言い、一度出された判定が変わることはほとんどなかったが、この制度が導入された途端、それらはなかったかのごとく振舞われ、異を唱えることない方法は機械を神とすることという常識に移ろい、納得する形となった。

 

2020-1-30 リクエスト制度は機械を神として納得させる制度

機械によって、ようやくわかったのに、テレビ局側が提供したスロー再生に頼って誤審だの、ふざけんなだの、こんなことやっていたら相撲から離れるだの、死ねとまでいきり立って納得しないという人達は機械信奉者なのだろう。こういう立場の人はスピードガンを奨励し、やたら何キロ投げる、で感動する。そこに手心が加えられていたり、機械による誤差があったり、などは考慮しない。

 

2020-1-31 娯楽、悦楽のための機械だったのに、正誤、正邪分け目の判定機へ

事実はどうなのだというより、もう一度みんなで確認してみましょうよ。審判1人に責任持たすのはよくないよ。これによって試合は変わるし、ひいてはあらゆる人の人生にまで影響するじゃない。だってみんなもう一度見てみたいでしょ。それには再生機しかないじゃないということだ。ただ、再生機での再現は悪い奴を見つけてやろうという姿勢につながり、この場合判定を下した人間となるのだが、つるし上げの機会にもなってしまっている。

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