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ボール球は見逃すこと ボール球をヒットにしても褒められない 打つ必要のない球 目的はチームが勝つこと 今週のダイジェスト

2020-2-24 ボール球をヒットにすることはテクニシャンでない。本当のテクニックは見逃すこと

ボール球は打つ必要がない球だ。本当のテクニシャンはバットが止まる打者、選球する打者をいう。つまり、崩されながらバットに当て、ヒットゾーンに落とすことよりバットに当てないことの方が技術的には上ということになる。打たないことこそ、最上のテクニック。ストライクだけを3割打ち、その確率を上げて行くのがテクニシャンなのだ。

2020-2-25 三振を恐れない ボール球をヒットにすることはテクニシャンでない。本当のテクニックは見逃すことⅡ

9イニングで1人3ストライクまで狙い球を絞り、1試合で3割のヒットで5点を奪う。ランナーが出れば、進めるための方法、盗塁、バント、エンドラン、重盗、スクイズ。広くとれ、というベンチの雰囲気があるからバッターは思い切ることができない。見逃し三振OKどうせ7割失敗するのだから、とベンチのコンセンサスがあれば、追い込まれようが関係ない。そうすればボール球にも手を出さない。誘い球に乗らない。

2020-2-26 獲るべきところで点を獲る

チャイニーズ・タイペイ戦の5回1死2,3塁の場面で、近藤の内野ゴロに3塁ランナー松田は自重した。2,3塁の場面はゴロゴーだ。4点リードしているからというのは1つ頭によぎるが、2,3塁は基本ゴー。仮に挟まれても2,3塁の形を作れるし、アウトになると思えば、大きくオーバーランして打者走者を2塁に行かせられる。最悪、タッチアウトの1,3塁でも2死なのでそれでもいい。近藤の打球はバットの先に当たり、バウンドしたので還って来られる打球だっただけに、なおさら突っ込む打球だ。突っ込むことで相手を慌てさせ、ミスを誘う走塁をする。例えアウトになろうと、また同じ形が作れるのだから、トライするのだ。

2020-2-27 あんな変化球打てない 打てなくていい 打つ必要がない球だ

佐々木のフォークにしても千賀のお化けフォークにしても、伊藤の高速スライダーにしても多くがボール球だ。あんな球打てないなどとお手上げしているが、ボール球が多いのなら、そもそも打つ必要がない球だから、打てなくていいのだ。それよりもストライクを捉える確率を上げること。野球は、打者が打つべきコースをストライクと定めている。打者の膝から胸下辺りの間で、ホームベースの上を通過した球だ。その他はボールとして、ピッチャーに罰が与えられるルールになる。ボールという罰がいやなら、ピッチャーはストライクコースへ投げなさい、ということだ。とりもなおさず、打者が打てるところに投げなさいということだし、ボールは悪い球だから打つ必要ないですよ、とルールが定めている。

2020-2-28 すごいボールが来ようと どう打つかじゃない。 チームが勝つにはどうするかだ

避けてしまうようなカーブは左対左、右対右の場合だ。だから、左腕リベラトーレを攻略するのは右打者になる。右打者なら大きく曲がっても打てる。カーブは遅いので一瞬、ボールかと思った後、曲がってきてもまだ間にあう。右打者ならファールにはできる。左打者だって、カーブを捨てたっていいし、ボールになることを願ってもいい。どうやって打つか、ばかり考えるのではなく、打たないと開き直ることも技の1つだ。いつもベストのカーブを投げられるわけではないし、抜け球がある。そして全てストライクが来るわけではないので、打たないと決めた時、ボールになれば続けて投げられなくなる。

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