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未熟とハイセンスの紙一重 高校野球に白スパイク 今週のダイジェスト

2020-7-27 相手チームさえ、シラケさせるヘタクソ

プロの高度な技術で魅せるということを考慮すると、最高のプレーはキッチリ完成してくれないと、その当事者の選手だけでなく、ピッチャーの落胆も激しければ、チームも、観客も、相手チームでさえ、シラケる。あいつ、あんなのもできねーのかよ、と試合が締まらなく、相手でさえ、不完全燃焼で気持ち悪く、つまらない野球をやっている感覚になる。

2020-7-28 未熟プレーとハイセンスプレーの紙一重

この盗塁のタッチプレーへの当事者となるのはピッチャーのランナー警戒からはじまり、クイック、キャッチャーの捕球からの送球、ベースカバーの捕球とタッチという三者となろう。これが完成しなかったのは、藤岡のキャッチングがヘタクソだったため、ランナーにグラブを払われる形になり、全てが意味をなさないことになってしまった。プレーは何か一つでもヘマをしたら、全体が価値の無いものになってしまう。盗塁に関して、例えば、ピッチャーがランナーに盗まれてしまえば、その時点でキャッチャーもベースカバーの野手もなすすべがない。

2020-7-29 未熟プレーとハイセンスプレーの紙一重Ⅱ

これらは凡プレーの連続だとしても、誰にもエラーがつかず、後にも取り上げられず忘れられていく。ハイセンスな攻防があったとしたら、あの時の一瞬を、当事者に聞き、どういうひらめきでそのプレーを選択したのかを追求すると野球のおもしろさが伝わる。全てが記録には残らず、通り過ぎていく。

2020-7-30 いつもなら気を使う交流戦がないから首脳陣は周りだけを意識する

交流戦は、その名の通り、対戦が少ないチーム同士がやるので情報量としては少なくなる。交流戦に首脳陣が神経を使う理由は、ここでの連敗がシーズンの決定的な差になるということ。交流戦では、同一リーグのチームと対戦はないわけだから、直接対決で倒すことでゲーム差を一気に縮めるということができない。だから、とにかく、他の同一リーグのチームが交流戦で連勝しているようだと、こちらも負けられないということになる。一方でパ・リーグの実力が上回る近年では、たとえばセ・リーグのチームがパ・リーグの各チームに敗けるとする。するとセ・リーグのチームとしては、皆が負けるので、連敗をしてもリーグの順位が落ちないことになる。大きな連敗したとしても他のセ・リーグ球団が負けるので、リーグ戦の順位が落ちないのだ。逆にパ・リーグのチームはこの交流戦を取りこぼすとリーグの順位で水を空けられることになる。

2020-7-31 高校野球に白スパイク登場

今、白スパイクを導入したチームは、とりあえず許されたから旧態のユニフォームに白いスパイクを履いているだけで、色調、配色が合っていないチームが見られる。天理は似合っていた。青森山田は似合わない。天理が似合っているのは、濃い帽子にユニフォームは白基調、ストッキングが帽子と同色でまた、白が登場してスパイクということになっている配色がいいからだ。青森山田が似合っていないのは帽子からズボンまでが濃い色で、ストッキングも濃い色を基調に赤の線を入れ、その下が白くなるという配色が合っていないからだ。ただ、天理も黒スパイクよりかっこいいかというと、そうでもない。

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