毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

命を削って取り組む選手の舞台オリンピック 高校時代は控えのプロ 野手転向の選手たち 今週のダイジェスト

2021-2-1 命を削って取り組む選手の舞台を取り上げるのは簡単でない センバツ、オリンピック

センバツは開催される。昨年の今の時期と今で病気の威力は変わらないか増している風の印象があるが、実際に夏は開催し、プロ野球も大相撲もサッカーも開催され、特に屋外でのスポーツは感染リスクは極端に低いので反対の声は聞こえない。昨年の今以降、多くのスポーツを実施してきたという実績があるというのがあるし、いつまでも同じことをしていればいいというわけじゃないという慣れや飽きもあるだろう。昨年は感染がいわば顕在化した時期であり、未知の病原菌への恐怖から辞めておこうということになった。今は経験を重ね、ウィルスへの知見が深まり、ワクチンがもうすぐ出来る時期だ。

2021-2-2 高校時代控えだったのにプロで活躍

巨人の松原は仙台育英で最後、控えに甘んじていたそうだ。下級生や他の選手の台頭で、夏の甲子園ではベンチすら入れず、スタンドで応援したそうだ。名門だからというのがあるが、それにしてもそんな選手がプロの1軍でレギュラーを掴むところまでになるものだろうか。ピッチャーは上原や高津、石井、黒田など控えピッチャーが1流になった例はある。齋藤隆は大学からピッチャーになったし、浅尾や久保田はキャッチャーだった。野手で高校時代、レギュラーでないというのは珍しい。

2021-2-3 名門のエースからプロでは野手転向したNO.1

プロでピッチャーとして登板経験があり、2000本安打を達成しているのが、石井、柴田、川上だ。石井はプロで1勝を挙げているが、甲子園での勝利経験がない。柴田は甲子園夏春の優勝経験があるが、プロでの勝利経験がない。甲子園で勝ち、プロでも勝利、打者として2000本の川上が一番の実績と言えるか。

2021-2-4 勝負の世界では同じ実力なら若い方を使う

高校野球では誰もが携わることができる期間が決まっており、3年生の夏の大会が終われば、全てが一線を退く。卒業後も頭が上がらない先輩でも、高校野球をやっていた期間は高校入学から3年生の夏までと経験は皆一緒。この決まった期間内に最高のチーム力を作り上げようと思えば、若い力を優先した方がいいという判断がある。スポーツの勝負の世界では同じ実力なら若い方を使う。

2021-2-5 2年後に最強のチームとなるよう目標設定をしたあるチーム 勝負の世界では同じ実力なら若い方を使うⅡ

高校野球では下級生を使う。プロならば若い方を使う。特にプロはエンターテインメントを含まなければいけないので、いつまでも同じ顔ぶれ、まして実力が衰えてきているのに使い続けるという選択はない。多少、実力が劣っているか、未熟であっても将来を期待して若い、新しい顔を使う。将来、どう化けるかわからないし、新しい顔の新しいプレーはファンの期待を喚起させ、離さない効果も生む。ロッテは昨年、安田を4番で使い続けた。

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP