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勝負の世界 客寄せパンダ 松坂引退 高校野球、夏を奪われる絶望 高校野球は高校生のもの 今週のダイジェスト

2021-7-19 勝負の世界にいる理由 松坂引退

クビは英雄の体裁として良くないから本人に任せていた球団は、その人気にぶら下がっているだけだったもののそろそろ自分で言い出した方がいいよ、そうでなきゃ、これまでの実績を傷つけるだけだし、抱えておくのも厳しい、というようなことがあったかもしれない。これまでの功績に敬意を表して名誉職として戦力としては見ていないけど、自分で決めるまでいていいよ、ということだったのだろうが、本人のためには自分から言い出す形で引退を表明した方がいい、と勧めたのかもしれない。

2021-7-20 客寄せパンダにもならず 松坂引退

若手に良い影響を与えているケースは少ないはず。いい歳こいてアホちゃうかと見ている方が普通だ。メディアや人前では本音は言わない。口にすることが必ずしも本心とは限らない。プロの実力者が自分より実力が劣る年寄に影響を受けるなど少ない。勝負の世界でヘタクソのおっさんにいつまでもグラウンドでうろちょろされたら若い奴はアホちゃうか、いい加減もうやめろよ、という感情になるのが普通だ。邪魔だよ、俺達の練習の場所と時間が少なくなるだろ、と。

2021-7-21 夏を奪われる絶望 選手は青春を、人生を賭している

米子松陰の道が開けたということは本当に良かった。世論が動かした形だが、これを思うと不遇の年に当たってしまった昨年の選手たちはとてもかわいそうだ。米子松陰のキャプテンの悲痛なツイートは胸に突き刺さる。高校野球に限らず、最後の大会を奪われる気持ちは、はっきり言って人生に絶望するに等しい。高校生は青春の貴重な時間をこれに賭けている。人生を賭けているのだ。

2021-7-22 高校野球 青春の貴重な時代は誰にも邪魔されない

高校野球選手権は高野連が設定したルールや仕組みに従って、やりたい学校はどうぞ参加してください。ご褒美は甲子園での野球、となっている。そこへ100年以上もその魅力を感じて全国の高校が予算を割き、高校生は人生を賭ける決断をすることになった。だから、いやなら参加しなければいいじゃない、という論理が成り立つ。ところが、そんなことでは収まらないほど日本の文化として定着してしまった。高野連や主催者殿様ではいられないほどの文化に成長してしまったのだ。だから、今回多くの人の声が、米子松陰復活へ動かすことになったのだ。

2021-7-23 高校野球は高校生のもの ファンのものでもメディアのものでも大人たちのものでもない

高校野球はファンのものでも主催者のものでもない。ファンを感動させるためでも、お金の為でもない。2年数か月の有限の時に青春を爆発させる高校生にとって一番いい方法がとられてほしいものだが、もともと大人の都合で動くものだ。過密な日程やひどい判定はその顕著な例だ。不完全燃焼で不満が残る結末をたった一瞬で下してきたことも過去に数多く、それまでの2年数か月の人生を水泡にすることが平然といまだに続いている。

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