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3人の完封ピッチャー 降雨コールドの無念 先頭打者を抑えなさい 27個のアウト 今週のダイジェスト

2021-8-16 3人の完封ピッチャー誕生

追い込んでからの右打者への外のチェンジアップは手が出てしまう。左打者は背中から来るようなスライダーを浅いカウントからは打ちに来ない。そこでカウントを取り、次にインコース真っ直ぐ投げれば、ほぼ詰まる。左打者にはこの配球でまず、打たれない。これを支えるのもファーストストライクを取れるコントロールがあるからだ。どこまで無失点が続くのか。

 

2021-8-17 菅生と大阪桐蔭はコールド 過去のコールドによる無念試合

あの状態ならコールド判断はやむなし。8回の菅生の攻撃までできたし、点差は3点あるし。仕方がないだろう、という見方をさせて納得させる。主催者としては、最初からルールとして7回で試合成立、降雨コールドがある、と言っているのだから仕方ないよね、という言い方ができる。一方でこうなるならその前に判断しろ、もっと早い段階でコールド再試合にしてやれ、という見方ができる。しかし日程消化したい主催者としてはできる状態ならとりあえずやりたい、という思惑がある。

 

2021-8-18 ピッチャーは意志を伝え、打者は思いを委ねる

野球はピッチャーだ。ピッチャーが勝敗を100%握る。他の団体競技で1人にこれだけ勝負の比重がかかるものはないだろう。野球においてピッチャーは自分の意志を球に伝え、打者はバットに思惑を委ねる。ピッチャーだけがボールを自分の意志により自由に扱えるのだ。打者はそのピッチャーが投じた球に応じてバット操作をしなければならない。野手は打者が返した打球に合わせて、動かなければならない。走者はボールを扱わないが、ボールを追いかける、あるいは持つ野手の位置と動きに合わせて走らなければならない。

 

2021-8-19 先頭打者を抑えなさい 先頭打者に全力を 勝つための法則

最も大事にしなければいけないのは先頭打者だ。先頭打者を切れば、大量失点の確率は極端に下がる。逆に出してしまうと、大量失点の可能性が出てきて、そこで試合が決まってしまいかねない。そして初回の入りが難しい。ここを0で抑えることが試合を作るために最重要。だから先頭を大事にする投手起用について考えたらいい。そして右には右、左には左だ。1流の右対右より1.5流の左対左だ。これからの野球にはセットアッパーや抑え、先発という概念も薄らぐだろう。

 

2021-8-20 いかに27個のアウトをとるかという発想にこれからの戦略は動いて行く

左のために出てきた左ピッチャーが左を抑えられなければ、アウトカウントを増やせず、ピッチャーを費やすことになる。一人を抑えるか、出すかでその後の継投に影響を与え、枚数を使うことになり、ゲーム展開が変わる。左打者用に出てきた左ピッチャーがたった一人の左打者に対して仕事をきっちりするだけで、投手起用が楽になり、それ以降何も起こらず、点差はそのままでゲームセットという可能性もあり、一人を出したがために同点にまで追いつかれるということになるのだ。

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