2021-9-6 プレーを止めない ボールデッドするまでは リクエストとVARⅡ
サッカーワールドカップ予選、オマーン戦でオフサイドの判定を即座に笛を吹くことなく、流すというシーンがあった。プレーを止めずに流しておいて、途切れたらそこでさあ、振り返りましょう、としているそうだ。それは、映像確認がルールに取り入れられた今、プレーが続いている状態で審判の一瞬の判断で笛をならしてしまい、もしその判断が間違っていたら、ゴールの機会を奪ってしまうということになりかえないのでとりあえず流しておいて、途切れてから振り返るとしているということ。
対戦式の競技は相手のミスを誘ったり、裏をかいたり、弱点をついたりすることが戦略だから思い通りに行かないことがほとんどで、試合というのはそうして経過していく。自分たちの野球ができないのではなく、相手がさせなかったのだ。つまり、実力で相手が勝っており、勝負に勝つということはそういうことなのだ。自分たちの野球ができたと感じる場合は全て勝ってしまうことになる。出来た時は勝った時であり、実力が上回っている時だ。
2021-9-8 球数制限で体をおもんばかりながら1週間で4試合を課す
高校野球は負けたら終わりだから、球数を意識して目の前の試合を落としたら意味がない。ほとんどのチームが一戦必勝の戦力であるため、とにかく自チームで実力があり、調子がいいピッチャーにいけるところまで行ってもらうという戦い方になる。そして、優勝を狙うようなチームは実力のあるピッチャーを何枚も抱える。だから球数を意識しての起用と言うより、相手の力と先に行く日程間隔を意識して起用する。だから球数制限はあまり関係がないと言えそうだ。そもそも一週間、500球は多いから。
日本野球界の礎と言うべき高校野球選手に無理強いするのはパワハラ。彼らにありがとうという気持ちがあるなら多くの人、企業が協力し、寄付をするはずだ。みんなで訴えよう。お金を出せ、協力しろ、切々と課題を訴え、解決の道を開け。球数制限を設けて選手を慮っている風に見せておいて、一週間で4試合とは教育と言いながら難しすぎるお題を与えている。それだけとらえればパワハラだ。日程緩和すれば全てが解決する。
野球は打たなきゃいけないわけではない。塁を奪い合う競技だ。もっと言ったらホームベースを相手より一回多く踏む競技だ。ホームラン以外、打っても走らなければ得点にならないが、打たなくても足だけで勝つことも可能だ。ルール上、投げて打つ競技ではなく、ホームベースを踏む競技であり、打つという行為は得点するための1つの方法、ツールだ。
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