毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

今年の大谷 リリースポイントと指のかかり 高校野球の引退 今週のダイジェスト

2021-12-27 大谷が投げるのも打つのも続けられる理由

超一流だけに許されるのが兼任だ。ところがこの超一流でもシース゛ンでどちらもフル稼働はできない。休養や制限をもってやるしかない。実際、大谷もそうしてきた。出場試合を制限したり、走るのに加減したり、守備につくことはなかったり、登板間隔を慎重に選んだり、といったところだ。兼任を続ける限り、ピッチャーとしての最高パフォーマンス、打者としての最高パフォーマンスにはたどりつけない。

2021-12-28 リリースポイントと指のかかり コントロール

コントロールの良いピッチャーは線に乗せるという技術を使うことがある。リリースポイントから投げたいコースへキャッチャーミットまで線を結びそこへ乗っければ制球できるという発想、技術、感覚だ。この線に乗せる最初の段階でリリースポイントが違えばキャッチャーミットまでのあるいはベース盤の上を、あるいは打者のミートポイントを、通過する時には大きく変わることになる。リリースポイントが数ミリ違っただけで、10数メートル先では数ミリの差がもっともっと大きく広がっていることになる。

2021-12-29 高校野球の引退は選手の寿命でなく勝敗と時期が決める

高校野球は夏が終わると新チームが始動する。しかし、その前から1年生として入部してきた選手たちが中心となる頃を見据えて思い切ったチームづくりをすれば、2年以上の期間で仕上げることができる。1年生が入部した時からチームづくりをその1年生が中心になる頃を見据えれば2年4か月後に最強チームができあがる。高校野球は終わってみてから、あーすればよかったとか、こうしておけば、ということが数多いものだ。高校生の10代の時の感性や知識で野球をやっていても未熟なことだらけだからだ。新チームになり、1年間で仕上げるにはやりきれないことや気づかないことが多すぎる。

2021-12-30 チームは勝つためにある

おそらく相洋は昨年の夏の3年生が新入生として入部して来た時に、才能あふれる彼らを鍛え、2年後に最強のチームとなるよう目標設定したのではないか。そして東海大相模をターゲットとすることで、チームの能力を最大にしようとしたのだ。目標のためのチームづくりはリスクも伴うが、リスクをとらなければ大願は成就できない。相洋がとった戦略にもリスクはあった。

2021-12-31 リスクをとった目標のためのチームづくり

相洋高校が採用した東海大相模に勝つというターゲット。トップを目標にとれば、それに勝つチーム作りをすれば、どのチームにも勝てるということも言えるだろう。大は小を兼ねるから、そのための戦略だけを練れば、どこにも勝てるという発想かもしれない。実際に相洋はこれが成功した。2020年夏の神奈川決勝、8回までリードした実績は確実に教訓になる。

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP