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日ハムの大谷への功績は投打奨励でなく引き留め リクエストは四角サイン異次元ピッチャー佐々木 パーフェクトピッチング継続中 今週のダイジェスト

2022-4-18 日ハムの大谷への功績は投打奨励でなく引き留めⅡ 日ハムのがんばり

海外へ渡ると若いから無理してケガをする可能性が高くなる。MLBの舞台で勝ち残るためには世界中の強者との競争になるからのんびり構えていられない。破格の厚遇が待っている舞台なので競争は激しい。這い上がって来たものを吸い上げるシステムのMLBに対して、日本でなら競争しなくていい、自分のペースでやっていい、という特別待遇を用意できる。大事に壊れないように、チームの看板選手になるよう育ててくれる環境だ。

 

2022-4-19 四角のサインはリクエストのサイン

プロは代打、代走の選手交代はわざわざ監督が名前を告げることがない。バットを持っている選手を監督が手で示せば、それが代打。両手を走る腕振りをしてヘルメットを被って出てきた選手を指し示せばそれが代走の合図、となる。ピッチャー交代の場合は、しっかりと監督が主審に近づき、その名を告げる。おもしろい慣わしだ。リクエストの際の四角のサインは当然、モニターをあらわす。モニターを見て、確認してみてという要求を主審にしているわけだ。文字通りリクエストということになる。リクエストは失敗したら回数が減らされるから戦況をみながら、すべきかを考える。

 

2022-4-20 パーフェクト目前降板も受け入れられる 異次元ピッチャー佐々木

佐々木降板を納得する理由は3つ考えられる。ひとつは世間の風潮だ。野球に限らずポピュリズムが流行の今、壊れてしまいかねない使い方を強要したら、記録よりケガの心配という論調の方が強くなるから降板に残念、落胆の人も沈静させられた。特に野球評論家と呼ばれる元プロ野球選手がこの件に限らず世間からの反発を恐れて発言に慎重になっている。保守に、安全に、偏った言い方はせず、波風立たない言い回しと、断言しない立ち位置をする。その影響が世間にも広がっている。

 

今回の降板は球数を気にしてものだ。それならば、9回も登板させて、力投せずキャッチボールのように投げて、つまり通常、ピッチングした後に行うクールダウンをマウンドでするというのも一つの手だったろう。そうしてヒットを一本でも打たれれば、みんなが納得して、残念でしたということになりそうだ。しかし、8回終わって降板すれば記録が続くのでまた仕切り直して次回からということにもなる。井口はこちらを選択した、ということだろう。

 

2022-4-22 佐々木といえど本気で投げるからパーフェクトが成し得る 肩、肘への負担

異次元の投球をする佐々木だが、それも真剣に、打ち取ろうとするピッチングをしてこそ成し得る。5割の力で5割の打者は抑えられるとか、8割の力で8割方、打者を抑えられるというものではない。10割の力なら10割抑える、つまりパーフェクトができる。イチローは高校生のピッチャーを手を抜いても打てるというものではない、という主旨の発言をしていたこと記憶している。つまり、全力で相対せば、高校生のピッチャーなら5割もしくは7割とヒットになるだろうが、5割の力で3割ヒットすることはできない、ということだろう。全力で行って、高確率となるが、幾分手を抜けばその確率は途端に急落するということだ。

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