ところが、ここからが栗山の稀有な野球人生だ。現役期間が短かったにもかかわらず、国立大学へ進学した頭脳を活かし、タレント解説者として異彩を放ち、売れっ子となる。野球選手には珍しい理路整然とした喋り口調は重宝された。野村には「結果論を語らせたらピカ一」と皮肉を言われていた。その後は、胸の中にいつもふつふつとあった教壇に立つという若い頃の希望の機会も得た。すると日ハム監督に就任。しかも10年もの長い間、務めた。何と言っても大谷との出会いだ。
2022-8-9 初回をしのげ 立ち上がりに気をつけろ 冷静に勝負は先にある
フォアボールやエラーが必ずからみ、試合が決まってしまう。その後、失点した方が落ち着き、得点した方は粗くなり、お互いに0が続くのだ。初回がとても悔やまれる。特に実力で劣る方のチームは立ち上がりがとても大事になる。実力上位のチームを相手に逆転は厳しいから、なんとしても先に点を獲って逃げたいのだ。
「申告故意四球」という名になったのだが、ところが申告し、故意ではあるものの、四つの球を投じていないから、これは「四球」、つまりフォアボールが正式名称でいいのか。「四球」は四つのボール球が重なることで名付けられたのだろう。だから「四球」と同じ現象である打者へのテイクワンベースでありながらも俗称である敬遠の方が、この新ルールの呼び名としてはあてはまる。「敬遠テイクワンベース」だ。
2022-8-11 2人のランナーによる占有権とは 一塁ベース上に占有権は存在しない
二塁、三塁ベースで起きる挟殺プレーでの占有権とは2人のランナーが同時に生きている状態での事を表現すると思われる。一塁ベース上で2人のランナーが同時に生きている状態では一塁ランナーは二塁ベースにしか生きる方法はない。打者が死んだことにより戻る資格が与えられるということで、挟殺プレーで起きる占有権とは違う。したがい、一塁ベース上では占有権は存在しないと言えよう。
2022-8-12 プロ養成機関の強豪校が高校野球をやる必要があるか
最大の矛盾とジレンマは審判に唯々諾々と従うということだ。野球専門学校は野球技術の向上を目指しているのに、ヘタクソの審判の判定を受け入れる。アウトじゃねーかよ、とか、どこがストライクなんだよ、と監督も選手も思っていながらその怒りは胸にとどめ、口にする言葉は仕方がない、で済まされる。