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U-18 守備のほころび 投手陣頼り 奥川103球18奪三振 そして終戦 今週のダイジェスト

2019-9-3 U-18 VS台湾 初の黒星 守備にほころび

先制点は、この大会のポイントとなる石川のタイムリーだ。やはり、左ピッチャーには右打者が重要になる。そして、それより、超ファインプレーだったのが、フォアボールで出た武岡が3球連続キャッチャーからの牽制に頭から還るという、あまり見ないプレーの直後、盗塁を決めたこと。執拗に牽制され、警戒されている中で見事な盗塁であり、ハイセンスなプレーだ。レベルの高いチーム同士の戦いとなると、こういうプレーが突破口になり、またワンプレーが勝機になる。見過ごされがちだが、これはビッグプレー。敢行した選手にとっては快心のプレー。

2019-9-4 U-18 VSパナマ 勝利の行方は投手陣に頼るところ大

左打者が並ぶ打線では、多少力量が劣ったとしても左ピッチャーからの連打は起きえない。左ピッチャーから大量得点があるとすれば、エラーやフォアボール、盗塁といったことが絡んだ時だ。しかも、ナイターがある大会だ。左打者が左ピッチャーの球は見にくい。パナマの左ピッチャーは荒れまくっており、力量は高くない。そしてバックの守備力も高くない。したがい、左打者が並んでも試合を有利に運ぶことができる。しかし、この先、この打線で左ピッチャーに相対できるだろうか。勝利の行方は投手陣に頼るところ大だ。

2019-9-5 U-18 VSカナダ 奥川さすがの7回103球18奪三振 中1日でまた投げていいよ

日本は2度ランナーに出た時、キャッチャーが捕球できない投球で塁にくぎ付けだった。行っていい、行けるタイミングだったので細かい野球を身上とする日本はアメリカ戦の中継プレーとともにもう一度チームで確かめておきたいプレーだ。これからは各国代表の、それも力のあるチームが相手となり、どこには勝てるどこには勝てないといこともない。ということは、当然各チームのピッチャーは力があるということになる。連打での得点は望めない。ここまでの戦いでも、そうだった。これからはなおさらそうなる。ということは、勝負の分かれ目は、バッティング以外のプレーをどう得点にするかということだ。

2019-9-6 U-18 VS韓国 最後まで守備のほころび

これまで相手ピッチャーに左が多くとも、左打者が上位を占めていた日本打線。韓国は右ピッチャーなのに、右打者の西を5番に置くという首をかしげたくなる采配だ。各選手の調子を鑑みての並びと言うことなのだろうが、右対右、左対左を軽視している。それとも予想が外れたのだろうか。大会通じて守備のほころびで敗けた。日本のピッチャーは、いつも世界を相手にしても大量失点は許さない。今年のチームはそれを援護できない打線に映った。ただ、それも仕方がない。不慣れなことが多いので、点が獲れないのははじめからわかっている。だから、守り、走塁、ミスというところが勝負になる。これからの高校生の国際戦におけるチーム作りを再考するにいい教材になっただろう。左打者偏重、いくつもの守備を兼任のチーム作りはベストチームとは思えない。

2019-9-7 U-18 VSオーストラリア 終戦

自力での次ステージ進出がなくなり、その条件はどうなるのかと思ったところ、1敗の台湾とアメリカのうち、どちらかが勝てばその時点で、勝ったチームは進出決定。仮にアメリカが韓国に敗けたとしたら、アメリカに勝っている日本、日本に勝っている韓国、アメリカに勝った韓国と直接対決2勝の韓国が進出になる。仮に、台湾がカナダに敗けたとしたら、日本と韓国に勝っている台湾が勝ち上がりと、既に日本に進出の目はないのでは、と思っていたのだが、4チームが並んだ場合はTQBにより決定するとか。想定外の展開で急にルールが発表されたと聞く。3チームが並んだ場合はまず、直接対決の成績が採用されるらしい。4チームが並ぶと直接対決ではなく、TQBとなり、日本にも可能性が出てくるらしい。とにかくアメリカと台湾には敗けてもらわなければならないということになる。

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