毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

プロ野球の人間ドラマ 1球が勝負を決めるカウント勝負 デッドボールに対する考察 今週のダイジェスト

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

 

2018-5-6 人間ドラマを加味して見るプロの野球

大城は沖縄出身の選手だ。高校は東海大相模へ進み、4番を任され、夏の甲子園決勝まで行っている。その時の相手が春夏連覇をすることになる興南高校だ。沖縄から神奈川まで、はるばる野球をやりに行き、いざ全国の頂点を決める舞台で生まれ育った沖縄のチームとやることになるとは、運命を感じたろう。興南のチームには知っている選手もいたことだろう。興南高校が、春夏連覇するようなチームとわかっていたら、興南高校を選んでいたかもしれない。

 

2018-5-7 ピッチャーとバッターはカウントで勝負する ピッチャーはストライク先行をバッターはボール先行を

横浜はノーアウト1,2塁の窮地で、さらに窮地となるはずのノースリーが逆に幸いした。スリーボールとなったことで1球待ち、ど真ん中でストライクがとれ、その次の球がラッキーなストライク。ツーストライクとなったことで際どい球もバントせざるを得なくなり、結果ゲッツーとなったのだ。ピッチャーとバッターはカウントで勝負する。それぞれが自分の有利になるようにカウントをつくろうとする。横浜が絶体絶命から引き分けに持ち込めたのも、巨人が勝てる試合を逃したのもこのカウントの妙が影響した。

 

2018-5-8 うらやましいほど美しいフォームから繰り出す速球とスライダー 伊藤智仁

伊藤と言えば、あの高速スライダーが有名なので、変化球王という結果になるわけだが、そのスライダーが生きるのもストレートがあったからこそとも言える。伊藤の真っ直ぐは速かった。真っ直ぐが一流だからこそ、スライダーも生き、空振りを奪うことができる。そしてその真っ直ぐを生むに、完璧とも言えるあのすばらしい投球フォーム。惚れ惚れするフォームで真似しようにもできないフォームだ。

 

2018-5-9 当たりに行ったのならいざしらず、立ってただけなのに当てられて・・

アマチュアとプロではデッドボールに対する基準が違う。プロは投球に対してベースにかぶるように当たった場合、つまり、自分から当たりに球へ向かった場合を除き、バッターに当たれば、すべてデッドボールだ。打ちに行って、後ろの腕に当たってもデッドボール。後ろの腕に当たるということは、打ちに行っているということでバッターとしては、ストライクに見えているということだ。手を出さなければ当たらないのに、打とうとするから当たる。これも、自分から当たりに行っていると言える。

 

2018-5-10 ピッチャーはストライクを投げろとは言われていない デッドボールの理不尽

避けずに当たった場合の、ボール判定。打席に立っているだけのような状態の時に当たったら、避ければ当たらなかったからボールと判定される。当たりに行ったのならいざしらず、避けなければ当たらなかったからとバッターボックスに来た投球まで避けろというのは矛盾がある。デッドボールでなく、ボールと判定するということはバッター不利の判定ということになる。つまり、バッターに非があるかのような判定だ。バッターボックスを通る球を投げておいて、ピッチャーが救われることになる。そんなところに投げられて、身の危険にさらされておきながらさらに避けないお前が悪いとされるバッターは不満だ。

 

2018-5-11 ルール違反ではないデッドボールにそんなに怒らないでよ

ピッチャーの立場から考えるとベースの枠の中という狭い範囲へ遠くから投じるのは難しい。しかも、あんな狭い中に入れなきゃいけないとなれば、打たれてしまうから変化球やボール球を駆使しなければ、とうてい抑えられない。そこで、ちょっとした手元の狂いでコントロールミスしてしまったものがバッター目がけて向かってしまっただけ。ルール違反ではないデッドボールにそんなに怒らないでよとも言いたくなることもある。

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP