毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

アスリートの本音 出し惜しみしたら終わるオリンピック 動かすパワーピッチャーがいなかったオリンピック 5連勝で金メダル 今週のダイジェスト

2021-8-2 出し惜しみしていたら終わっているオリンピックの戦い

毎試合、全員が登板しても1人1イニング未満なのだ。だから、どんどん突っ込んで行けばいい。普段中継ぎをやっていないから、などは関係ない。向き不向き、慣れ不慣れはあっても対応できるし、そういう使い方を覚悟してもらうことだ。外野手が内野をやるとかセカンドの選手がサードをやる、といったこととはわけが違う。ピッチャーをやるということに変わりはないのだから、目の前の打者1人を全力で抑えに行けばいい。

2021-8-3 動かすパワーピッチャーがいなければ怖くない オリンピックアメリカ戦

他のピッチャーも1流なのに、あえて右打者に岩崎を充てた。そして次の回の先頭は左打者で、そこにまた、青柳が出てきた。左、右、左と続くのだから、岩崎を回マタギさせ、先頭を抑えたら右打者相手にも続投させ、次の左打者まで引っ張るか、先頭だけ相手をしてから右打者へのワンポイントで、青柳か他の右ピッチャーでよかった。大野も右打者相手に出てきた。これは負けているから勝ちパターンとしている平良や栗林を使いたくないということだろう。プロのシーズンのような考え方だ。そして大野にも投げさせておきたい、という考えで傷口を広げかねない役どころを選択した。

2021-8-4 日本は決勝進出 決勝は森下か千賀か

相手は右アンダーハンドの変化球ピッチャーなので吉田、柳田、近藤、村上がポイントになる。日本の2点は共に先頭打者が出てのものだった。1点目は村上がヒットで出塁してから坂本の犠牲フライ。2点目は山田が2塁打で出塁して吉田のタイムリー。先頭が出塁すること、右ピッチャーに対して左打者がポイントとなる、という野球の常道だ。特に、初めて対戦するピッチャーなので、常道こそが生きる。だから初めて対戦する山本のいきのいいストレート、フォーク、カットに緩いカーブを混ぜられては5回で8つも三振が記録される。これも野球の常道だ。

2021-8-5 言われなくてもがんばってるから アスリートの本音

「頑張れ」というのは、あなたの力になりたい、という宣言か。微力ではありますが、あなたの味方です、という宣言。それを「好きですよ」とか、「味方です」とは言いづらい。だから「頑張れ」というあいまいに表現する。最高の結果を、ということでもない。結果はあくまで結果。競技は競技をしているその時、今が一番大事なわけで、そこにやっている方も観ている方も楽しみと感動があるわけだから。だから「いい思い出をつくる」というのをやる前から言うことには嫌気がさす。結局全ての行いが思い出に変わっていくとは言え、思い出をつくるためにやっているわけではないし、思い出など結果がどうあれ、何らかの意味を持つものだからいいものも悪いものも人生だ。

2021-8-6 夏の珍事 高校野球地方大会 無名校の躍進2021

ノーシードの無名校にシードの強豪校がコールド完封負けとは記憶にない現象だ。逆のケースはあり得る。春の成績が良くてシードされた強豪校ではないチームが、ノーシードの名門にコールドで負けるというケースだ。これはよくある。しっかりシードされた強豪校がしっかりノーシードの強豪校ではないチームにコールド完封負けは珍事だ。

2021-8-7 日本5連勝で金メダル まさに総力でもぎとる 適所でのはたらき

自分がやるべきことを適所でしっかり一流の仕事をしたという印象だ。一流が集まり、勝つことだけを目的とするとこういう試合をする。国際戦は自分が活躍しようが、関係ない。勝つことだけが目的だ。試合の展開としては一流らしい野球を5戦見せただろう。青柳だけが不遇だった。

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP