野球が強くなるために運動能力の高さは要求されるが、その能力は長い距離を走る能力ではないのだ。
体をでかくする行為をし、パワーをつけ、強いスイング、強い球、といった基礎能力を伸ばすことは
長い距離を走る能力を阻害するものなのだ。
野球に長い距離を速く走る場面はない。
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ただ、身体をでかくしようと成長期に筋トレをすることがいいとは思えない。
高校生や20歳くらいまでは、人によっては20歳を過ぎても身長が伸びる。
筋トレにより横に大きくするのは、いくら歳をとっても成長させることができる。
身長の成長が止まってから筋トレをすれば十分だろう。
スクワット1000回し、毎日ウェイトトレするよりどんぶりめし3杯を1日に何回も食べるなど、
食事の工夫をすることの方が球を速くするのに、打球を遠くに飛ばすのに、技術を高めるのに有効だ。
野球選手が体をでかくし、長距離に適しないのはその競技に合わせた結果だ。
もしくは、その競技の特性がそういう人間を欲している。
その競技のルールが体型、体質、を決めるということだ。
長距離を走り、息も絶え絶え、たいして速くも走っていないのに倒れこんでしまうのは
筋肉の質なので、だらしないとか能力がないとかいうものじゃない。
男が女に、女が男になれないようなもので、もう無理なのだ。
体の特性がそれぞれ違うということ、そのかわり、瞬発的に大きな力を出す能力は高い。
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